2024年度 優秀卒業論文 『黒目の大きさと瞼形状が顔の印象評価に及ぼす影響』

心理学科では、その年に提出された卒業論文の中で極めて優秀なものを「優秀卒業論文」として選出しています。
2024年度も5名の卒論が選ばれました🎉
今回は、「黒目の大きさと瞼(まぶた)の形が顔の印象に与える影響」を研究テーマにした卒業論文を紹介します💁‍♀️

卒業論文の内容を教えてください。

黒目👁️の大きさと瞼の形状(一重瞼/二重瞼)のバランスが、女性の顔の印象👩にどのくらい影響を及ぼすのかについて研究しました。

近年、カラーコンタクトの使用により黒目👁️を大きくする人が増加しています。

研究では、カラーコンタクトで大きく見せられる程度の黒目👁️の大きさと、瞼の形状(一重瞼/二重瞼)との関連に着目しました。

実験の結果、二重瞼において大きすぎる黒目👁️は印象が悪くなり、また元の大きさより少しだけ大きい黒目👁️が社交的だと評価されやすいことが示唆されました。

研究テーマはどのように決めましたか?

もともと印象の変化について研究したいと思っていました。

印象評価に関する論文を読んでいた際、竹原・谷尻(2015)による「顔の魅力に対する黒目の大きさと瞼形状の相互作用効果」という論文を見つけました。

論文を読んで、顔の中でも黒目👁️という限定的なパーツの大きさだけで印象の変化が生じることについて興味がわきました。

 

研究を行う上で工夫したことや,大変だったことを教えてください。

本研究の実験刺激である平均顔👩生成することが1番大変でした💦

著作権に配慮しながら、AI生成サイトから20名分の女性の顔を保存し、1枚の平均顔👩にしました。

そこから、加工アプリで黒目👁️の大きさや瞼形状背景🖼️や髪形👩‍🦰などを変えていきました。

どのようにしたら、瞼形状黒目👁️のような一部を変化させるだけで印象評価を検証できる平均顔を作れるのか、ゼミのメンバーや先生に何度も相談しながら作成していきました。

黒目👁️瞼の形状以外の条件を整えるのに苦労しました💦
最後にこれから心理学科を目指す方に一言お願いします。

心理学科では様々な分野を幅広く学ぶことができます!

「心理学=人の心」という、とらえどころのないイメージが強いかもしれません。

ですが、心を測定するための研究法や統計解析のスキルを学び、日常生活でのあるあるを解き明かす面白さを経験できます💡

昭和女子大学の心理学科に入学し、みなさんが楽しい、面白いと思えるテーマを見つけられることを心より応援しています✨️

(4B・半田)

 

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