「The Society for Personality and Social Psychology」にて山本専任講師が研究発表を行いました

2026年2月26~28日にシカゴで開催された「Society for Personality and Social Psychology(SPSP)という国際学会において、山本晶友専任講師が研究発表を行いました。

今回、山本先生に、発表内容や担当授業である「対人関係論」との関連の他、現地での出来事についてレポートいただきました💁🏻‍♀️


「感謝」を体験した人に起こりうる現象について発表

2月末に、SPSPという国際学会に参加し、感謝についての研究を発表してきました。

SPSPは毎年開催される学会で、パーソナリティ心理学・社会心理学の研究者が世界中から集います。

ポスター発表会場の様子

私は最近、感謝を体験した人が恩人を守るために第三者を犠牲にしやすくなるという現象について研究しています。

一方で、人が優しくされた時に生じる感情は感謝だけではなく、負債感、つまり「借りを返さねば」という義務感もあります。

今回発表した研究は、感謝による第三者犠牲が、この負債感によって起きているわけではなさそうだといえることを示す研究成果を発表しました。

 

担当授業の各論「対人関係論」で感謝に関する研究を紹介

この研究発表は、私が担当している「対人関係論とも関連があります📚

この授業では、対人関係と深く関連する感情として、感謝に関する研究や理論を紹介しています。

その中では、感謝をはじめとする様々な感情は、私たちにとって「いつでも良いもの」でも「いつでも悪いもの」でもないという視点を得られるような授業を心掛けています。

「感謝感情」に関する研究を論文掲載

2025年10月25日ー26日にライトキューブ宇都宮で開催された「日本感情心理学会」 の第33回大会において、本学心理学科 専任講師の山本晶友先生が学術貢献賞を受賞しました👏 学術貢献賞賞状   受賞された山本先[…]

今回発表した研究成果も、一般に「良いもの」として捉えられがちな感謝を、正負両側面から考えられるようになる研究成果です。

 

明るい雰囲気の学会は、互いの研究を尊重しあう場

SPSPは、若手からベテランまで幅広い研究者が研究を楽しんでいることが伝わってくる、明るい雰囲気の学会です。

研究発表の場は殺伐⁉️とした雰囲気を想像する方もいるかもしれませんが、大学院生の時に初めてSPSPに参加した時「やっぱり研究って楽しいものだよねと感じさせてもらえたのを今でも覚えています。

今年も「素敵な研究だね」「面白いことを調べているね」と互いの研究を尊重しあう発表の場でした😊

その一方で、研究の最先端であることも確かです。私のポスターの隣でポスターを構えていた先生が、私のポスターで引用している研究者の名前を指して「私はこの研究者の指導を受けてたんだよ。それとこっちの研究者はきょうだい弟子だよ」と教えてくださいました😀

普段から論文でよく見る研究者と地続きな場に並んで研究発表をできているのだと感じ、嬉しくなりました‼️

日本では「シカゴピザ」と呼ばれている”ディープディッシュピザ🍕”

もう一つ嬉しかったのは、2年前のSPSPで友人になったドイツの研究者との再会です☺️

当時、ホテルに向かうバスに迷っていた時に彼が声をかけてくれたのをきっかけに、会場でも雑談し仲良くなりました。今年も雑談をして「またSPSPで会おうね」と別れました。

年度末の海外出張だったので、学科の先生方をはじめ色々な方のご協力や見守りがあってこそ、無事参加できました。この場を借りて感謝を申し上げます。

(心理学科教員:山本 晶友)


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