「第6回日米音響学会」のジョイントミーティングにて、池上准教授が研究発表を行いました

2025年12月1日(月)~5日(金)にホノルルで開催された「第6回日米音響学会ジョイントミーティング」において、池上真平准教授が研究発表を行いました。

今回、発表を行った池上先生に、研究内容や現地での過ごし方、今後の抱負についてレポートいただきましたのでご紹介します💁


身体の動きに影響を与える音楽の特徴について研究発表

2025年12月初旬に国際会議に参加して研究発表をしてきました。

アメリカ音響学会日本音響学会のジョイントミーティングです。日米を中心に音を扱う研究者たちが集まる会議で、発表される研究テーマも多岐に渡ります。約10年に一度ハワイで行われています。

私は前回に続き2回目の参加で、音楽音響のセッションに招待していただき研究発表をしてきました。

発表前に壇上からスクリーンを臨む

発表タイトルは「How Musicians Express Intended Bodily Movement Directions Through Acoustic Features」です。

日本の第一線で活躍なさっているプロミュージシャンの方々にご協力いただき「ミュージシャンがどのようにしてリスナーを乗らせようとしているのか」ということを音の分析を通して調べました🎶

身体を上下に動かしたくなるような「縦ノリ」の音楽と、左右に動かしたくなるような「横ノリ」の音楽とで、違った特徴があるということが見出されました。

日本音楽知覚認知学会での発表

2024年6月8ー9日に神奈川大学横浜キャンパスで開催された「日本音楽知覚認知学会」2024年度春季研究発表会において、本学心理学科准教授の池上真平先生がポスター発表選奨賞(Award for the Best Poster Present[…]

池上先生の発表内容がメディアに掲載されました

今回、会議のプレスリリース研究に選んでいただきました。そのため、記者会見出席インタビュー対応など、発表以外にも動き回りました。

国際的な舞台で自分の研究を広報してくださるのはとても光栄な機会でした。学会と提携されているメディアチームの皆さんがいらして、丁寧にガイドしてくださったので、とても心強かったです。

例えばアメリカ音響学会発信の研究紹介記事が以下で公開されています。
Specific musical features have the power to make people bounce or sway, researchers discover

ドイツ語でも報じてくださったようです。
Komponisten lassen Hörer spezifisch tanzen

「Psychology Today」でも取り上げてくださいました。
The ‘Tate-Nori’ Effect: Why Bops Make You Bop

この他、世界的にも有名な放送局からも番組で研究を紹介いただけるとのお声掛けがあり、とてもエキサイティングな体験でした。

ハワイならではの雰囲気を楽しむ中、トラブルも!?

ハワイでの開催ということもあり、空き時間にはリラックスして過ごすこともできました。

昼食は会場近くのスーパーで食材を買って、ビーチ🏖️に行ってのんびり食べるのが心地よかったです☺️

この日はアサイーボウルをチョイス

懇親会も屋外で行われて、夕陽がとても綺麗でした🌅

Social eventの様子

そうそう、トラブルもありました💦

今回の発表では、自分のPCではなく会場のPCに自分のスライドファイルを移して発表するルールになっていました。

ファイルの動作確認用の部屋も別途用意されていて、私も事前チェックして臨んだのですが、いざ発表しようとしたところ、なんと発表会上のPCでは私のスライドファイルがうまく動作しなかったのです(おそらく動作チェック用のPCと会場のPCの仕様が若干異なっていたのだと思います)😭

なんとかその場で対処して事なきを得たのですが、なかなかスリリングな体験でした😓

私にとって海外学会はトラブルが付き物です。初めて海外で発表したときにも驚きのトラブルに見舞われました。

きっとこの時のトラブルがあったので、今回もパニックにならずに乗り切れたのだと思います😊

池上先生、その他のメディア掲載

認知心理学・音楽心理学が専門の池上真平准教授のインタビュー記事が、一般読者向け雑誌「心理学ワールド」(日本心理学会)で紹介されました。 池上先生の音楽との付き合い 記事内では、池上先生が幼少期から楽器に触れ、音楽活動三昧の日々を送った学[…]

国際会議は、自分の発表を海外の研究者の方々に聞いていただく機会であるとともに、世界の舞台で活躍する研究者たちの最新の研究を学ぶ機会でもあります。

今回の経験をこれからの授業や研究に必ず活かしていきます。

(心理学科教員:池上真平)


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