2026年度 卒業論文中間発表会

今年度の卒業論文中間発表会が、7月25日(土)に開催されました。

心理学科では卒業論文が必修となっており、4年間の学びの集大成として、一人ひとりが関心をもったテーマの研究を行います。

中間発表会は、卒業論文の提出までおよそ半年を残した時期に開催され、今考えている研究計画について、その研究を行う意義やどのような方法でデータを収集するのかを発表し、聴衆からの質問やコメントを通して計画をより良いものにしていきます。

その聴衆とは、他のゼミの教員だけでなく、3年生以下の学部生も含みます。

そもそも研究活動は、知識の深いところの問題を扱うので、その深いところまでの予備知識をもっていない聴衆がほとんどです

これまで自身の研究に取り組んできた発表者にとって「当たり前の知識」であろうと、聞き手はまったく知りません。

この予備知識が無い聴衆に、7分という限られた時間で研究計画について理解してもらうには、実は奥が深い工夫が求められます🤔

  • どんな言葉選びをすると伝わりやすい?
  • どんな順番で説明すれば理解しやすい?
  • 優先して伝えるべき情報は?逆に省略すべき情報は?
  • 聞き手がつまずきやすいのはどこ?
  • 文字ではなく図で分からせるにはどう表現できる?
  • 資料の文字の色は?大きさは?
  • 読むスピードや抑揚は?

この中間発表会に限らず、研究活動において「伝える」ことは、重要な位置づけにあります。

研究者は専門性を活かして得たせっかくの成果を、自分だけの元で留めずに世に還元しなければならないためです。

そして、心理学の研究では人を対象に行われることがほとんどであるため、研究参加者に向けた説明の分かりやすさがとりわけ求められます💡

せっかく自分が用意した質問に対する回答を分析したいと思っていても、そもそも質問の意味が研究参加者に伝わらなければ、調べたいことも調べられません

こうして卒業研究を通して培われる「伝えるスキル」は、研究以外の場面でも必ず役に立ちます。

相手の知識水準に合わせて、少しでも分かりやすい手段を選びながら伝える力が、卒業する頃には身についているはずです。

年度末に卒業論文を提出した後には、今回の中間発表会と同じような形式で行われる卒業論文発表会もあります。

残り半年間を通して、より良い研究を行えるよう励むのはもちろんのこと、その成果を存分に世に還元できるような「伝えるスキル」も学んでいってほしく思います😊

(心理学科教員:山本 晶友)


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