森ゼミでは「ちょびっとプロジェクト」として、学校や科学館、放課後児童クラブ、放課後等デイサービス向けに、リモートでのプログラミングワークショップを実施しています。ちょびっとプロジェクトは、少しのテクノロジと少しの時間と活動から大きな学びのきっかけとなる、プログラミングを通じた創造的な学びを様々な場面でつくることを目的としたプロジェクトです。今回は1月5日に実施した金沢市放課後等デイサービスでのワークショップについて紹介します。
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1月5日にゼミの卒業生が働いている金沢市の放課後等デイサービスで、リモートワークショップを実施しました。
12月下旬にワークショップ用の機材部材(ちょびっとボックス)を送り、12/28に打ち合わせを兼ねてのZoomの接続テストも行い、年明け1月5日のワークショップを待つばかりでした。能登半島地震で無理のない範囲でと思っていましたが、予定通り実施することができました。
当日の接続開始時に、最初に聞こえてきた子どもたちの元気な声が、いつも以上に嬉しく感じました。
今回は、事前にサンプルを送って子どもたちに遊んでもらったScribbling Machineの体験を活かして、子どもたちの興味にあわせて、モーターかProgrammable Batteryを使った動くおもちゃづくりに挑戦してもらいました。
まずは10分ほどかけて、リモートでサンプルを見せたり、ツールの操作方法を説明。サンプルをみながら、「俺これつくる」などの声が聞こえてきます。作品のアイデアがどんどん広がっている様子がうかがえます。モーターとProgrammable Batteryのどっちを使うか選んで、テーブルに分かれて制作を開始しました。
ブロックの繋ぎ方など、わからないところをスタッフの方々に丁寧にサポートしていただきながら、あっという間に作品が形になっていきます。
「見てみて」「いいこと思いついた」など、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
飛行機型の作品を持って移動しながら動かしたり、作品を手で持ってまわしてみたり、頭の上に乗せてみたり、体全体を使ってで作品づくりを楽しんでいる様子が画面越しに伝わってきます。体を上手に使っている作品を楽しんでいる(試している)子どもがいる一方で、床に寝そべりながら、作品が動く様子をじっと見つめている子どももいます。
動いたり、じっとしたり、体全体で作品づくりを楽しんでいる様子に、あらためて、作品と体との繋がりの重要性を考えるきっかけをいただきました。
10時にはじめたワークショップは、予定していた時間を超えて、11時半でお昼の時間となり一旦リモート接続は終了となりました。
その後、その日の活動後に送ってもらった映像からみる子どもたちの作品は、午前中からさらに進化を遂げていました。引き続き、作品づくりを楽しんでもらいながら、次回のリモートワークショップに向けてのアイデアを一緒に考えていきたいと思っています。昨年の今頃は卒論を頑張ってまとめていた、卒業生と一緒に活動できる嬉しさも噛み締めてます😭
森 秀樹
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