2024年度後期の授業を紹介します。今回は「アメリカ初等教育演習Ⅰ」です。
「アメリカ初等教育演習Ⅰ」の授業概要
2025年2,3月の「アメリカ初等教育演習Ⅱ(ボストン教育研修プログラム)」に備え、英語活動の実務経験を活かし、事前研修を行います。また、ボストンの教育・保育関連施設への訪問や活動に備え、アメリカの保育・授業の方法を学び、日本の文化を紹介する活動に必要なスキルを身につけます。」
「アメリカ初等教育演習Ⅰ」では以下の4つを到達目標に設定しています。
- アメリカの教育・保育関連施設を観察するための視点をもつ
- ボストンの小学校・幼稚園・保育園で日本の文化を紹介する活動に向け、活動案や教材を作成する
- 各自研修課題を設定し、ボストンでの研修への意欲を高める
- ボストンの教育・保育関連施設での活動で役立つ教室英語や市内観光・生活などで使えるフレーズを身につける
第6回の授業では折り紙を使ったアクティビティをしました。
〈グループワーク:Making Origami〉
- 3人1組のグループをつくる
- 先生役となるリーダーを決め、リーダーは英語で折り方を説明する
- 残りの園児、児童役の2人はリーダーの説明を聞き、指示通りに折り紙を折る
⇧学生が日本に帰国してからも、現地の子どもたちが作れるように、折り方のポスターを作成して実習先へプレゼントします!
リーダーになった学生は、英語で折り方を説明する際に、分からない英単語を調べたり、既習の別の単語へ言い換えたりしながら、試行錯誤して伝えている様子が見られました。
学生は、現地の小学校/幼稚園/保育園で実習を予定しており、折り紙、福笑い、ひな人形作りなどのアクティビティを通して現地の子どもに日本の文化を伝えていきます。
國分先生よりアクティビティを企画するにあたり、以下のアドバイスがありました。
① 事前に日本文化に関連する絵本を読んで、興味、関心を持ってもらってから、アクティビティに入る
② 学年や年齢によって、作業工程を工夫する
【例】こいのぼりを紹介するアクティビティの場合🎏
小学生:紙を切って、割りばしに貼り、デコレーションをする等、先生の指示のもと、すべての工程を自身で行う
幼稚園児・保育園児:ハサミを使用する等の手作業は慣れていないため、あらかじめこいのぼりを準備し、それにシールやペン、折り紙等でデコレーションをする
現地での研修が実りあるものになるよう、一緒に準備を進めていきましょう!