2025年12月3日(水)、森ゼミでは、米国サンフランシスコ科学館「The Exploratorium」Tinkering Studioでエデュケーターとして永年働いている松本亮子さんをゲスト講師にお招きしました。
The ExploratoriumのコンセプトやFrank Oppenheimer 博士による設立までのお話、そしてTinkering Studioのコンセプトやアクティビティについて紹介いただきました。
同館のコンセプトのひとつである「Museum as Learning Lab」は、ハンズオン展示を通じて能動的・協働的に学ぶだけでなく、展示物そのものを館内で制作・修理する点にも特徴があります。
館内の半分近くが工房として使われており、スタッフが展示物を制作する様子を来館者が見学できるようになっています。
展示をつくるスタッフも、その様子を見ながら展示で遊ぶ来館者も、すべての人が「The Exploratorium」という学習環境の中で学んでいます。
大学も小学校もLearning Labに、School as Learning Labの実現に向けて、何かできることは何かとあらためて考える機会をいただきました。
松本さんとは、20年前に5年ほど一緒に子ども向けワークショッププロジェクト「CAMP」で一緒に活動をしています。
昔の話を思い出しながら、これからのことを考える機会にもなりました。じっくりとワークショップや活動を考える大切さを思い出せた気がします。松本さん、ありがとうございました! 森 秀樹