6時間目、体操室からは「めーん」という大きな声がいくつも聞こえてきました。
「ついさっきまでは全然声が出なかったのだけれどね」
と、担当の体育の先生。
中学生の元気の良い様子に、思わず笑みがこぼれていました。
今年度から、体育の授業で武道が必修となり、中高部では剣道を扱っています。
まずは、竹刀の持ち方、そして構え方を先生から教わり、いざ竹刀を振り下ろすことになりました。
友達が広げてくれている新聞紙に、竹刀をまっすぐに振り下ろすと、新聞紙がきれいに二つに分かれます。
お見事!
次に、丸めた新聞紙を宙に放り投げ、それを竹刀で次々に振り払っていきます。
名づけて「手裏剣打ち」。
そして、授業の最後は全員での「面打ち」です。
「残心」を意識しながら、面打ちを練習する様子は、真剣そのものです。
中学生剣士たちの「めーん」の声は、授業終了まで途切れることはありませんでした。