放課後、大教室にて厚生部主催の講演会が行われました。
日本ユニセフリーダー講座の講師を務めていらっしゃるエソダ・バスネットさんをお招きし、
「ネパールの紹介と発展途上国における女性の地位」という内容で講演をしていただきました。
ネパールの現状について、子どもの教育事情についてなど、講演内容は多岐に渡りました。
参加した生徒たちは、日本との違いに驚き、その根底にある女性差別という問題点について
真剣に考えていました。
エソダさんは、経済、社会、政治という3つの点において、ネパールの女性地位が低いと
感じていらっしゃいます。
また、【教育の大切さを実感できていない】 【経済的な自立が難しい】
【家事や農業の手伝いをしなくてはならない】という、女性が抱えているさまざまな問題を解決しなければ、
教育を受ける機会は今後更に減ってしまうと訴えていらっしゃいました。
エソダさんは現在、大学院で「女性のエンパワーメント(女性に力を付ける)」
というテーマの研究に取り組んでいます。
将来はネパールの社会環境を改善して女性に対する考え方を変えていきたいと、力強く話してくださいました。