今日は世界自然遺産に登録されている、ブルーマウンテンを訪れます。2000年に世界遺産に登録されました。グレーターブルーマウンテンズ地域に含まれています。スリーシスターズと呼ばれる奇岩が見られ、渓谷の連なりが絶景です。
3つのグループに分かれ、レンジャーの方は草・木の特徴について丁寧に説明してくださいました。昔の人・動物たちは草から水分を摂取したり、薬として使用したり、顔料として、甘味として、縄や釣竿などを作り、道具として利用していたそうです。この大自然を後世まで残さなければならないと実感したことでしょう。
近くのシーニックワールドではブルーマウンテンの森に向かってケーブルカーで降り、シーニックレイルウェイと呼ばれるトロッコに乗りました。その勾配はギネスブックにも登録されているほどで、生徒たちは興奮していました。
ブルーマウンテンからシドニーに戻り、今回のプログラムの最後を締めくくるのは、現地オーストラリアのシドニーで活躍されている日本人女性の方の講演会です。講演者である石川 和歌子氏は2004年にオーストラリアに渡航し現在の仕事である通信事業の会社の立ち上げに従事されました。自分の経験から、「チャンスは自分の周囲に幾らでもある。活かすのは自分次第であること」「日本人として日本をよく知ることが大切である」「新しい発見を他人事にせず、自分のこととして興味を持つこと」「知ることを通して広い視野を持つことが大切である」「聞く力・コミュニケーション能力の大切さ」「日々の経験が今の自分になっているので、高校生の時期を大切にすごしてほしい」と貴重なお話を伺うことができました。
明日の午後、日本に戻ります。明日1日もしっかりと研修のまとめをしてまいります。