ベトナムコース3日目の最初の目的地は戦争証跡博物館です。ここはベトナム戦争や、そこで用いられた枯葉剤の影響などの展示がある博物館です。ガイドのハンさんの熱のこもった説明にも刺激され、生徒たちは凄惨な戦争の様子やその影響を示した写真を食い入るように見つめていました。戦争のもたらす結果に真摯に向き合い、平和について改めて考える姿がみられました。
次に向かったサイゴン大教会と中央郵便局では、偶然居合わせた現地の高校生と一緒に記念撮影を行うことができました。こちらの学校は白いアオザイが制服になっています。同世代の若者のアオザイ姿に生徒たちは興味津々です。
昼食後、バスやカーフェリーに揺られて訪れたのはホーチミン市郊外のカンザー地区。こちらではマングローブの植樹を行いました。
体操着に長靴をはき、ぬかるんだ地面に足を取られながらも、立派にマングローブの苗を植えることができました。自分の植えた苗が大きく育ってくれることを願いながら、苗に生徒一人一人の名前が書かれた名札を紐で結わえます。
今日は食事もベトナムらしさにあふれていました。昼食は生春巻き、フォー、バイユンといったベトナムの伝統料理、夕食は中華料理です。中国の支配下にある時期が長かったこともあり、ベトナム中華も立派なベトナム料理の一つです。おいしいのはもちろん、食事の中にもベトナムの歩んできた歴史を感じられるのがとても魅力的です。
研修旅行も折り返しを迎えました。明日は生徒が楽しみにしている現地の学生との交流があります。