最終日の今日はボルネオ島の自然に触れるプログラムの2日目です。
早めの朝食を摂り、コタキナバルのホテルを6時半に出発、バスで1時間45分ほどかけてブルネイよりのクリアス川に、 ボルネオ島の固有種であるテングザルを見るためにクルージング行きました。
テングザルは鼻の長いオス猿を中心にメス猿が数匹と子猿からなるグループで、マングローブの森の中を木の葉を食べながら常に移動しています。
天気や時間帯などによっては森の奥に隠れてしまい全く見られないことも多いそうですが、カニクイザルも含め20匹以上も見つけられたことや、木から木に飛び移る様子まで見られたことは幸運でした。持参したカメラにその姿をおさめることができた生徒も多くいました。最後にクリアス川をバックに記念撮影です。
次にマレー半島やボルネオ島に生息しているオランウータンやマレーグマ、マレーゾウ、マレートラ(ハリマオ)、数々の極彩色の鳥類等を見ることができるロッカウィ・ワイルド・ライフ・パークに行きました。
絶滅危惧種に指定されているオランウータンの説明を聞き、プランテーションや農地化による森林伐採が自然破壊につながっている状況を知り、環境問題を考えさせられました。オランウータン舎の前で記念撮影をしましたが、オランウータンが移動してしまい背景に入れられなかったのが残念でした。
コタキナバル空港で現地ガイドのニベルさんとお別れをして、国内線でクアラルンプール空港に向かいました。現地時間22:50に日本に向け出発しました。翌12/24、日本時間6:25に成田空港に到着し、7:10に解散いたしました。
マレーシアでの5日間の旅は、人種や宗教による文化の違いを学び、動植物の生物多様性から環境問題を考え、やさしい人たちとのふれあいを通じてグローバル社会でのコミュニケーション力の大切さを実感することができました。
雨季でしたが全期間を通じて、雨はタイミング良くバスの移動中や食事中などに降ってくれ、すべて予定したプログラムを実施できました。生徒たちの状況は、17名と人数も少なく移動等にかかる時間が短くてスムーズに行動でき、体調を崩す者がいなかったこともあり、充実した研修になりました。