2010年7月

猛暑の1週間 [2010年07月26日(月)]

 猛暑の1週間だった。熱中症になってはいけないと自分を甘やかし、徒歩通勤を自転車通勤に変える。学生時代はこの炎暑の中をテニス部の合宿で走り回っていたのが信じられない。

 20日(火)は2つの授業の最終回。夕方、暑気払いの会に出席した後、ミッドタウンのおしゃれな店で会食。私立中高関係者の間では昭和の附属が3年前には「伝統校が目覚めると強い」と話題になったとか、情報産業から総合商社へ転職した人の比較論など面白かった。

 21日(水)昼、女性文化研究所編集会議。夜は半蔵門のレストラン。わたしが雑誌に紹介してからお客が増えたと感謝される。大学卒業後サラリーマンから転職したというシェフも頑張っている。

 22日(木)は大学部局長会。就職の22年度の中間報告と21年度の最終結果の報告。学科による差は仕方がないが、全体として厳しい中で健闘したと思う。最近は受験生も偏差値より就職率を気にする。わかりやすくアピールしてほしい。現代教養学科学生の「本屋プロジェクト」について聞く。少し厳しい意見も言ったが学生たちが成長しているのがよくわかる。

(画像は現代教養学科の学生の「本屋プロジェクト」プレゼンテーションの様子)

 23日(金)はいろいろな原稿の校正をした後、経済同友会へ。総合外交戦略の中間報告に対し軍事・経済の安全保障だけでなく、もっとエリート以外の人たちの交流進めるべきと発言。かねてから円高を利用して逆JET(*JET:The Japan Exchange and Teaching Programme)のように日本の青年にもっと海外経験をさせると、人のきずなはできるし、本人たちも成長するというのが私の持論。そのあとマネの展覧会に三菱一号館美術館に行くが、長蛇の列で55分待ちと言われ断念。招待状は次の打ち合わせの編集者にあげる。欧州のCSRについて勉協会。夕食に大丸デパート12階に行く。改装されてすっかり変わった。中国の買い物客が目につく。

 24日(土)はベストセラーズサミットのシンポジウムでFM東京へ。久しぶりに福原義春さん(資生堂 名誉会長)の講演を聞く。パネルは旧知の林望さんと初めての神田昌典さん。旬な人たちとの話は刺激的で楽しかった。「本を読む」と「情報を知る」は別のもの。

 25日(日)はオープンキャンパスとよい食フォーラムで2回講演。一緒にしたので活気が出ていいと思ったのだが、全然別のことを講演するのは切り替えが大事と痛感。

(画像左上から時計回りに、オープンキャンパスとよい食フォーラムで賑わう正門・坂東学長のミニ講演会会場の様子、坂東学長講演後よい食フォーラムのシンポジウムの様子・坂東学長講演会)

西門通行開始 [2010年07月20日(火)]

 12日(月)は、90周年記念式典の打ち合わせの後、女性文化研究所の研究会で津田塾大学の小原江里香さんに、中国の女性雇用と都市と農村の格差について話してもらう。私は興味のあるテーマで面白かったが参加者が少なくて残念。

 13日(火)から西門通学始まる。どんなに多くのクレームがつくかと覚悟していたのだが、反応なし。学生に情報が浸透せず、西門に回ったのが少数だったからだが、水曜日、木曜日になってもそれほど増えず、拍子抜け。UP SHOWA(学生用ポータルサイト)だけでなく、口コミでも伝わるかと思ったのだが、学生はあまり困っていないということか。夕方新日鉄エンジニアリングで講演。社長以下男性幹部社員も多く、女性は3割弱。優良企業だけあってアジアに事業展開しておられるらしい。みなさん熱心に聞いていただいた。

(画像は13日。西門方向へ向かう学生の登校の様子)

 14日(水)の大学院の授業で男女の学力格差、適応格差が先進国で課題になっている状況をレポート。ついこの間まで女性の学力が低いと思われていたのに様変わり。午後は経営協議会と生活機構研究科教授会。夜は勉強会を兼ねた女子会。ソブリンリスクはスペインへ、銀行のストレステストはクリアしても金融界はまだまだ激動中。

 15日(木)は10時から来年度の文化研究講座について。学生の好みと、できるだけ各ジャンルの本物にふれるという趣旨とどうバランスをとるかが課題である。午後ボストン理事会に続いて学園全体の理事会。田部井さんから富士登山の本をいただく。私も1回だけ還暦を記念して登った事を思い出す。

 16日(金)久しぶりに私が昔から期待しているMさんが訪ねてきてくれる。長野県に住んでハーバードビジネススクールの同級生と組んで紅茶の通信販売をする企業を経営しているのに加え、小学校英語をサポートするNPOを立ち上げたという。育児産業を積極的に展開しているNさんといい、アイディアを行動に移す起業家の話を聞くと私ももっとしっかり社会のニーズにこたえて動かなければと思う。

 17日(土)は梅雨明けの眩しい太陽のもと、茅野市で講演。市民館という施設が立派なのに驚く。青少年育成、教育関係の人が対象に教育論を話すが、共感してもらえてうれしい。縄文のヴィーナスにお目にかかって、ヴィーナスラインから扉温泉の明神館へ。素晴らしい眺望と豊かな緑に心が洗われる。

梅雨空 [2010年07月12日(月)]

 先週は曇り空に時々激しい雨が降るという梅雨空が続いた。

 5日(月)は火曜日の授業の準備で、東京国立博物館「誕生!中国文明」の内覧会を見に行く。河南省からの出土品だけなのであまり期待していなかったが、夏、商など神話と歴史のはざまの時代の青銅器、玉器などレベルが高い。九鼎(きゅうてい)の迫力、金縷玉衣(きんるぎょくい)はさすがに立派。金はスキタイ文明の影響か動物文様が多い。女性協会(農山漁村女性・生活活動支援協会)と打ち合わせの後伊豆会議の懇親会。懐かしい方たちにたくさん会う。

 6日(火)は授業2つと人事、唐招提寺文書等打ち合わせ。

 7日(水)の「実践倫理」は興梠先生(本学特任教授、世田谷ボランティア協会理事長)の話。1年生がサービスラーニングにもっと興味を持ち、参加してくれればよいのだが。夜、富山中部高校の東京神通会。若い後輩からたくさん挨拶を受ける。

 8日(木)、大学部局長会、西門通学試行、クレームがあるだろうが、何とか学生たちがマナーを守って成功させてほしい。女性文化研究所の編集会議。みんなが進んで役割を分担してくださるので気持ちがいい。来週は津田塾大学の若い研究者が発表する。昭和女子大学の若い研究者が一歩前に出ないほうが賢いという処世術を身につけているのでなければよいが。

 上海の日中学生会議に行く学生が2人挨拶にくる。日本の代表として頑張ってと送り出す。訪問客が続く。夜知人の再スタートを祝う。意気軒昂。

 10日(土)、11日(日)と関西へ。生駒市で講演。たくさん来てくださった。高校時代からの友人の自宅を訪問し、夫君と夕食。彼の起業を立派に支えて成功し、アジアにも積極的に進出しているしているのに力つけられる。11日、朝、春日大社へ。それから迎えに来ていただいて薬師寺に。安田長老はじめ皆さんに丁寧に案内していただく。30年前の東塔だけがあった時代と全く様変わりをしている。七堂伽藍の白鳳時代を一代で再現された高田元管主との苦労話をうかがう。私は持統天皇が好きなので特に思い入れが深い。境内でイタリア料理をいただいた後近鉄、京阪を乗り継いで寝屋川へ。講演の後サイン会をし、気持ちよく9時前に帰る。参院選挙民主党が意外と振るわない。

海外交流 [2010年07月05日(月)]

 28日(月)、健康診断は昨年よりほんの少しだが体重を落とすことに成功したので気持ちがよい。午後NPO昭和の理事会。認定こども園も、男女共同参画センターもすべての事業で黒字を達成できたのはありがたいが、その分少しでも頑張ってくれた従業員の人たちに還元したい。社会的企業・・・利益を目的とするわけでなく社会に役に立つ仕事を持続的に続けるためには、働いている人に犠牲を強い続けてはいけない。

 29日(火)は授業2コマのほか人事の打ち合わせ、女性文化研究所の研究会。都河明子さんに東大の男女共同参画への取り組みを話してもらう。あの古い組織も変わりつつあるのだと実感。島田淳子先生(本学短大元学長)の女性科学者を支えたご経験談にも感動。夕方渋谷で土木系中年男性諸氏との会合の後、銀座で各分野で働く3,40代の女性達の会合。女性達は勢いがあり意欲的。

 30日(水)は西江大学の申先生来訪、短期交流の修了証を出すが学生たちも質が高く日本語であいさつ。

 1日(木)はボストンのシモンズ大学のパトリシアとフィッシュさん。特別講義として英コミの学生たちに通訳なしでアメリカのNGOについて話してもらう。日銀の広報誌取材。ソウル女子大学の短期交流学生に修了証をわたす。こちらは日本を知ってもらうはじめの一歩のプログラムである。カナダの女子大からも交流の申し込み。

 朝の通学路の混雑が限界に来ているので、時間限定・学年限定で西門通学を試行する方向で学生部長と話し合う。ご近所の住民からクレームがつくというのだが、マナー厳守で試してみよう。学生への喫煙アンケート。喫煙はもう各人がマナーを守って、とか女性の将来の妊娠出産に悪影響を与えるからダメとかというレベルでなく「根絶すべく社会が真剣に取り組むべき悪習」と位置づけが変わったことを、みんな認識しているのだろうか。賭博もしかり。「バンキシャ!」という番組で元東京地検特捜部長氏が相撲関係者にやけに物分かりがよかったが、それが甘えを助長してきたのでないかと思う。自分を甘やかすのは、自分を大切にすることではない。