大学院第一回研究倫理教育 [2019年05月11日(土)]

2019年4月27日(土)の午後に、本年度の第一回研究倫理教育を実施しました。
本学の大学院生全員が対象です。
講師は、昨年に引き続き、有江文栄先生にお願いしました。
有江先生は国立精神・神経医療研究センターのトランスレーショナル・メディカルセンター倫理相談・教育研修室長でいらっしゃいます。

まず吉田副学長からお話がありました。

「研究倫理の話は、毎年聞くことが大切です。皆さんの今年の研究は、今日の倫理講演を聞くことで始まるという意識を持ってください。」

 

 

 

 

続いて、有江先生の講演がありました。
演題は「責任ある研究者―研究倫理の基本と責任ある行動―」でした。

倫理審査を申請する際の具体的な留意点について、踏み込んだ話をしていただきました。

 

 

 

 

質疑応答では、院生から現在取り組んでいる研究に関する質問が出されました。
「授業の効果研究を行う場合、インフォームド・コンセントはいつ取得したらよいのか」
「障害を持つ方のご家族に面接調査を行う場合の、倫理的な留意点は何か」
有江先生から、具体的な助言をいただくことができました。

 

 

院生の皆さんには、倫理教育講演の内容を自分の研究に引き付けて、責任ある研究者として行動していただきたいと願っております。

平成30年度 生活機構学専攻 修了式 [2019年03月19日(火)]

3月16日(土)午前
記念講堂での全体修了式のあと、
いつもの演習室で専攻修了式を行いました。

博士論文主査の大谷津先生
「いろいろなことが思い出される。博士論文の主査をやったのは私にとっても大切な経験だった。」

中山専攻主任
「学位は一生もの。今日を出発点に研究を続けてほしい。」

島谷研究科長
「急には報われないかもしれないが、好きな研究を続けていくうちにきっと出会いがある。」

五関さんは
4月からは昭和女子大学女性文化研究所の特別研究員として研究を継続します。

本人からも「がんばって研究します」という力強い決意表明がありました。

課程博士: 博士(学術)
申請者:  五関 美里
論文題目: アイヌ衣服およびその文様に関する地域的比較研究
―近世以降の北海道における樹皮衣・木綿衣を中心に―
主 査:  大谷津 早苗 教授

 

人間教育学専攻 修士論文 及び 中間発表会 [2019年02月08日(金)]

2019年2月2日に、平成30年度 人間教育学専攻 修士論文 及び 中間発表会が行われました。

今回は、この春に修了を迎える院生(3名)と修士課程2年生(9月入学:1名)が発表を行いました。

(以下発表順)

 

<中間発表会>

発表者:Kさん(指導教員:石井 正子 先生)

研究タイトル:子育て家庭支援における施設の役割と保育相談支援

 

<修士論文発表会>

発表者:折原さん(指導教員:石井 正子 先生)

研究タイトル:校内通級教室における言語表現に困難のある児童への指導

 

発表者:栗原さん(指導教員:石井 正子 先生)

研究タイトル:有用性の感得につながる算数教育のあり方に関する研究

 

発表者:ZENGさん(指導教員:小川 哲男 先生)

研究タイトル:子どもと自然との関わりで育つ自然認識の能力と環境の構成

 

会場には教職員、小学校の校長先生、OG・OB等、多くの方々が集まりました。

発表者は、パワーポイントを駆使しながら画像や資料を提示し、限られた時間の中で(M2:15分、修了生:20分)発表をしました。

発表した研究課題はそれぞれですが、質疑応答では様々な角度からの質問が出され、発表者はそれに対して回答しました。また、会場にいた方々のディスカッションも活発になされ、深い学びの場となりました。

……と、緊張する場面もありましたが、修論発表会終了後は、場所を移動して懇親会です!!

 

美味しいイタリアンやお酒を頂きながら、楽しい雰囲気の中で修論発表会の振り返りができました!!

先生方、ご指導ありがとうございました!

院生の皆さんも、お疲れ様でした!

( 人間教育学専攻 2年 栗原 )

 

環境デザイン研究専攻 卒業生紹介② [2018年11月08日(木)]

現在、私は積算事務所の構造部門に所属し毎日多くの意匠図、構造図を見ながら仕事をしています。
今回大学院生活において社会に役立ったことや経験についてお伝えします。

まず、環境デザイン研究専攻は少人数で授業が行われます。その中でも週3で行われる設計製図は非常に勉強になりました。
デザインの知識が増えていくのは勿論ですが、物事の進め方も身に付きました。提出日までにどのくらいクオリティを上げられるかなど様々な事に気を配りながら授業を受けていた気がします。この経験は社会人になってからも活かされています。

また、授業を受けるだけでなく二級建築士試験も受験し、在学中に資格をとることができました。大学院生活の中で大きな目標を達成できた事は自分の自信にも繋がりとても良い経験だったと今でも思います。

他にも学部生の授業の助手をさせてもらったり研究室の活動に参加したり多くの学生と触れる機会も沢山あり、とても楽しく有意義な大学院生活を送ることができました。

大学院は自由度の高い所です。
自分次第で充実した生活を送ることができます。

田邉明子
(環境デザイン研究専攻2017年修了)
現在 株式会社 アーキ・ピーアンドシー (構造部門)

【言コミ】平岩 健 教授 外部講師講演会 (2018.10.13) 報告 [2018年10月23日(火)]

今回の後期外部講師講演会には、明治学院大学教授平岩健先生を講師にお招きすることができました。当日は、学外からの参加者4名を含め、合計22名の方々が、国内外トップクラスの生成文法研究者である平岩先生の講義(「名詞句内削除現象から見た人間言語の文法システムの普遍性と変異」)を熱心に拝聴しました。受講者から鋭い質問も出され、充実した時間があっという間に過ぎていきました。

平岩先生の提示された仮説を概略、以下のように紹介しておきます(以下、表記等をブログ用に変えてあります)。つまり、「名詞句内削除表現」(例えば、“Aya’s car is red” /「彩の車は赤い」における名詞句 “Aya’s car” / 「彩の車」の中の一部を削除した、“Aya’s is red” / 「彩のは赤い」における“Aya’s” / 「彩の」)は、「削除 (deletion/ellipsis)」(e.g., 英語)か「代用 (Pro-form)+縮約 (contraction)」(e.g., 日本語)のいずれかのメカニズムにより派生され、この派生の違いを導く主因は、個別言語における「一致 (Agreement) の有無・強弱」にあると考えるわけです。上の仮説を導く過程を、標準日本語、沖縄語那覇方言、富山方言、英語、韓国語、ダガリ語 (Dagaare)、スワヒリ語 (Swahili) 等の用例観察の結果を示されながら、溜息が出るほど見事に説明してくださいました。(因みに、「僕ののは貸せないよ」の「の」は順に、属格の「の」、代用形の「の」です。「のの」が縮約されて「(僕)の」になるというわけです。)

特に、沖縄語那覇方言では、[太良ぬ・すむち (N:本)](太良の本)から、[太良ぬ・むん (Pro-form)]は派生可能だが、[太良ぬ・*ぬ](沖縄語那覇方言には「ぬ」というPro-formは存在しない)は派生不可能であるため、[太良ぬ]は標準日本語の「代用+縮約」よりも、「すむち」の「削除」により派生されるという分析は、沖縄語那覇方言の名詞句内削除表現は標準日本語よりも英語と同じメカニズムにより派生されることを示しており、大変興味深いものです。報告したいことはまだまだ尽きないのですが、詳細は、Hiraiwa (2016) (“NP-Ellipsis: A Comparative Syntax of Japanese and Okinawan,” Natural Language & Linguistic Theory 34(4): 1345-1387) をお読みください。

平岩先生のご講演により、「なにげないところに人間の言語能力を解明する大きな手がかり」(ハンドアウトより)があるということを信じて、研究を進めていくことが、言語学界の発展に貢献し得る普遍性の高い仮説、ひいては、原理を導くことにつながるのであるということを改めて実感することができました。今回の講演をご快諾戴きました平岩先生と当日ご参加くださいました皆様に感謝申し上げます。

【言コミ】2018年度後期 平岩健教授 外部講師講演会 [2018年10月13日(土)] [2018年09月12日(水)]

2018年度後期の外部講師講演会には、明治学院大学教授の平岩健先生が来てくださることになりました。平岩先生は、国内外トップクラスの生成文法研究者です。日本語や英語をはじめとした諸言語の構造を比較統語論の観点から精力的に分析されている、この分野を代表するキー・パーソンのお一人です。

本講演では、「名詞句内削除現象から見た人間言語の文法システムの普遍性と変異」という題目でお話しくださいます。

日時、場所、講演概要、平岩先生の主要著書は以下の通りです。この講演会は学外の方も自由に参加できます。(問合せ先:genkomi@swu.ac.jpまでお願いします。)

 

日時:2018年10月13日(土曜日)13:10~14:40

場所:昭和女子大学8号館2S36教室

概要: 生成文法理論に基づく言語の科学的研究ではヒトに備わる言語能力の解明を目的とし、個別言語のデータから言語能力に内在する普遍性とそれが許容する限られた変異を明らかにする研究です。今回は英語のJohn’s book→John’sという名詞句内削除現象と日本語と琉球語(那覇方言)の名詞句内削除現象との比較対照研究をケーススタディとして、一見して同じように見える言語現象でもその背後のメカニズムが一つとは限らないこと、また英語と琉球語(那覇方言)の名詞句内削除現象が共通メカニズムに基づいている一方で、日本語の名詞句内削除は同一形態素回避による別のメカニズムに基づいていることを明らかにします。生成文法理論の知識は極力必要としない形でことばの科学の研究の一例を紹介したいと思います。

主要著書

Hiraiwa, Ken (in press) Something Invisible in Japanese. Glossa.

Hiraiwa, Ken (2017) Internally-Headed Relative Clauses. In The Blackwell-Wiley Companion to Syntax, 2nd Edition. Wiley.

Hiraiwa, Ken, et al. (2017) A Comparative Syntax of Internally-Headed Relative Clauses in Gur. Glossa. 2910(27).

Hiraiwa, Ken (2017) The Faculty of Language Integrates the Two Core Systems of Number. Frontier in Psychology. 8:351.

Hiraiwa (2016) NP-Ellipsis: A Comparative Syntax of Japanese and Okinawan. Natural Language & Linguistic Theory. 34(4): 1345-1387.

Hiraiwa, Ken (2014) Constraining Doubling. In Identity Relation in Grammar. 225–254.

外部講師講演会

【言コミ】児童英語教育公開講座を行いました [2018年09月07日(金)]

2018年8月27日(金)から9月4日(土)にかけて行われた児童英語教育の集中授業(90分×15コマ)について、今年度は外部公開しました。

講師は、小泉清裕(本学附属昭和小学校前校長・大学院文学研究科特任教授)および高味み鈴(本学英語コミュニケーション学科教授)が担当し、本学の大学院生3名に加え、部分参加も含めると外部から計12名の方々が参加されました。
小学校教員の方々を始め、教員養成、言語教育、日本の英語史などさまざまな観点からの関心で参加された受講者が活発な情報交換・意見交換をする場ともなり、本学の学生たちにとって大変いい刺激になりました。
授業は日本の英語教育の歴史から始まり、小学校の英語教育の目的と目標、具体的な授業の進め方、教案の検討、本学附属昭和小学校の英語授業見学など、講師の長年の現場経験を生かした具体的・実践的な内容で、参加者の方たちから満足の声を聞くことができました。

今後も、外部の方たちにも利する授業については、積極的に公開することを考えていきたいと思います。

言語教育・コミュニケーション専攻

 小泉特任教授が附属校の授業について解説

 本学附属小学校6年の英語の授業見学
ICTを活用した授業が行われていました

 高味教授の講義

 

社会人対象英語セミナー公開講座:9/22(土)~23(日) [2018年08月17日(金)]

言語教育・コミュニケーション専攻の専任教員が、社会人を対象に、9月22日(土)と23日(日)の2日間、「基礎からわかる英語講座」を担当します。

英語の語彙・文法・文章・発音の基礎を学び直そうとお考えの社会人の方にお勧めの講座です。

申込締切:9月8日(土)、詳細は下記のURLをご覧ください。

https://univ.swu.ac.jp/news/2018/08/06/25263/

大学院関係の内容を配信する本ブログの読者の皆さまには、掲題の講座は直接関係するものではないかと思います。むしろ、本講座に関心のありそうなお知り合いの方がいましたら、上のURLとともに、お勧めください。

 

【福祉社会研究専攻】医療福祉研究ゼミの紹介 [2018年08月17日(金)]

医療福祉研究ゼミ担当の高橋学です。当ゼミのミッションは、臨床・研究・教育の一体化をミッションとしています。その専門とする領域は、医療・精神保健・在宅ケア、専門職の人材育成(スーパービジョン)、組織戦略の実践方法と社会問題をテーマに取り組んでいます。

構成は、正規の大学院生、科目等履修生、学科ゼミ生、専門職に就いている昭和女子OGの研究会(10年継続している)を核に構成されています。また、学内院ゼミと全国の研究会、北海道(2グループ)、東北1グループ、関東圏5グループ、東海1グループ、関西1グループ、九州2グループの研究会ネットワークを組織し、大学院での研究成果を地方の臨床研究会に発信し、またフィードバックを受け、新しい知見を生み出しています。これを長年新しい知見がでるたびに大手出版会社が取材と発信してもらうというシステムを構築しています。とりわけ近年国が重視している人材育成のスーパービジョンは、地方への発信と実践の方法論を広く現地で取り組んで効果を評価しています。

外部との連携としてはさらに、年1度永田町でネットワーク全体集合合宿を実施しています。学科学生も諸先輩専門職とセッションに参加し、キャリアデザインを学ぶ良い機会となっています。

さらに今年度より、ゼミでの発信を、アカデミックカンファレンスと称し、広く公開セミナーを試験的に実施しました。第1回は、「当事者主体の在宅医療とケアを考える」というテーマで、在宅診療の実践として、福島医科大学神経内科臨床教授の医師を招聘し、講演をテーマにエンドオブライフケアのありかに対してグループで活発な討議を行いました。参加者は福島から熊本まで定員を超える熱気のあふれる時間でした。第2回は「新たなるスーパービジョンの挑戦」で申し込みも多く3回に分けて実施します。第3回は、2月または3月で「緩和ケアとエビデンスの再検討」を予定しています。今後とも公開セミナーとしてアカデミックカンファレンスを充実していけたらと考えています。

人間教育学専攻(13)  修士論文中間発表会 [2018年07月23日(月)]

2018年7月14日に、平成30年度 人間教育学専攻 修士論文中間発表会が行われました。
今回は、修士課程2年生(3名)と1年生(9月入学1名)が発表をしました。(以下発表順)

 

発表者:修士課程2年 栗原さん(指導教員:石井 正子 先生)
研究タイトル:有用性を感得させる算数教育のあり方に関する研究

 

発表者:修士課程2年 ZENG(指導教員:小川 哲男 先生)
研究タイトル:子どもと自然との関わりで育つ自然認識の能力と環境の構成

 

発表者:修士課程2 折原さん(指導教員:石井 正子 先生)
研究タイトル:特別支援教室における言語表現に困難のある児童への指導

 

発表者:修士課程1年(9月入学) Kさん(指導教員:横山 文樹 先生)
研究タイトル:子育て支援に関する施設の役割と保育相談支援

 

一人ひとり、15分という限られた時間の中で、画像や資料を提示しながら、パワーポイントを使って発表をしました。

発表後は質疑応答の時間です。

院生の研究内容について、先生方それぞれから多角的な視点で、質問やご指摘をいただくことができ、活発なディスカッションが繰り広げられました。

 


 

さて、発表会が終わった後は・・・・・懇親会です!!

発表の緊張が解け、一安心。

先生方から、研究について、より掘り下げたお話が聞けたり、貴重なアドバイスをいただけたり、とても充実した会となりました。

 

 

先生方、ご指導ありがとうございました。

修士課程2年生は、修士論文完成に向けて、1年生はより論文の進展に向けて、これからも頑張っていきます!

院生の皆さんも、お疲れ様でした!

 

( 人間教育学専攻 2年 栗原 )