言語教育・コミュニケーション専攻

2017年度後期 外部講師講演会 [2017年11月02日(木)]

〈言語教育・コミュニケーション専攻〉

先週の土曜日に言語教育・コミュニケーション専攻主催で以下の外部講師講演会が行われました。

■講演会1: 10:40~12:10
■題目:外国語のプロフィシェンシーをいかにして高めるか―教師・学習者という2つの視点の重要性―
■講師:山内博之先生 実践女子大学文学部国文学科教授

山内先生は日本語教師であり、日本語学研究者ですが、特にOPI(Oral Proficiency Interview)という対面会話テストのテスター養成に長く携わっていらっしゃいました。ご講演の中でおっしゃっていましたが、20-30分かけて行う会話テストをこれまでに300回ぐらいはなさったとか。おそらく、テスター養成者として他のテスターによる会話テスト録音を聞いた回数は、その何倍にもなるのではないかと思います。そうしたご経験を通して、外国語のプロフィシェンシーとは何か、すなわち文法などの「知識」ではなく実際に外国語を「運用」する力とはどのようなものかを考え尽くし、知り尽くしている方です。今回のご講演では、初級から中級、中級から上級へとレベルの階段を上がっていくには具体的に何ができるようになる必要があるのかについて、学習者の会話録音を聞きながら考え、理解を深めることができました。また、山内先生ご自身が最近英語で会議等をする必要に迫られ、ご自分の英語力を強化した独習法についても披露してくださいました。学内の会議を英語で行うという当初の目的に留まらず、この英語力強化体験を学生たちと共有すべく、いまでは日本語学の講義を英語でなさっているという意欲的な試みには、教員としても大きな刺激を受けました。(Y)

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■講演会2: 13:10~14:40
■題目:児童に合わせたインプット・インタラクションの方法―聞くこと、考えること、関わることを大切にして―
■講師:酒井英樹 信州大学学術研究院教育学系教授

信州大学の酒井英樹教授 (Ed.D.) を招いて、本年度後期の英語教育外部講師講演会が開催されました。トピックは、多くは英語教育関係者が関心を寄せる小学校における英語の教授法。豊かな経験と知識をお持ちの酒井教授が、教室での小学生への英語教授のコツを、応用言語学の理論に関連させながら解説してくださいました。外部からの多数の熱心な参加者を得ることができ、講演会の雰囲気が盛り上がりました。

 

(O)

定評通りの投野由紀夫先生の3日間のコーパス集中講義( 2/10~12 2017) [2017年03月02日(木)]

今学期最後の集中講義、投野先生の「コーパス研究」の授業報告です。

先生の一声でさっと集まりシャッターを切ってくれたは松たか子似のKさん。投野先生は初心者にも解りやすく、さらに忍耐強く丁寧にご指導下さいました。内容は、データ処理の知識と技法、保存・分析・Web情報などにおよび、「驚喜のコーパス」というのが私の印象でした。共起ネットワーク、コロケーション・エラーの処理方法なども大変役に立ちました。

2017投野先生集中講義

文学研究科文学言語学専攻博士後期課程1年

大坪久子

 

ボストン研修を終えて [2016年10月24日(月)]

昭和ボストン校へは、個人の研修という形で訪れました。私が滞在した時期には、全米からアメリカの小学校や中学校の教員、教育関係者が研修に訪れていて、私もその研修に参加させていただき、活発な議論、グループワークなどを通してアメリカの教育システムの一端を体験できました。また昭和ボストン校の英語の教師やスタッフの方から、昭和ボストン校での英語教育の実践例を教えていただきました。特に、ある教員の方からは児童文学作品を活用した英語の授業方法について教えていただきました。私も出講先の大学の授業で文学作品を通して英語を教える機会が時々あるため、今後の授業の行い方のために参考になりました。ボストンはアメリカ合衆国の歴史が始まった場所で歴史的な場所が多く、18日間の滞在日数ではとても足りないほど、訪れるべき場所がたくさんありました。 私は19世紀アメリカ文学が専門で、特にNathaniel Hawthorne (1804-64)の研究を行っています。ボストンやその周辺はHawthorneなどの文学者にゆかりの地が多数あり、研究のための現地調査もでき、英語の教育方法や研究の面で大変勉強になりました。

 

笠原さん写真

上)アメリカ独立戦争の戦場跡地にあるオールドノース橋(Old North Bridge)で撮影。このすぐ近くにHawthorneが一時期住んでいた家、旧牧師館(The Old Manse)がある。 (撮影日:2016年8月11日)

笠原慎一朗
昭和女子大学大学院博士後期課程(文学研究科英米文学専攻)満期退学
現在、昭和女子大学総合教育センター 非常勤講師

まなびの広場 [2016年01月14日(木)]

文学研究科言語教育コミュニケーション専攻の大学院生(博士後期課程仲江千鶴さん;左から3番目)と学部生と一緒に行っている地域連携センターの活動の一つです。毎週土曜日の午後、外国につながる子どもたちと楽しく過ごしています。テスト勉強のお手伝い、学校の授業で分からなかったところの復習、高校受験のための英語での面接練習など、学生の得意分野を生かしています。子どもたちから出身国の「びっくりぽん!」も教えてもらえます。

まなびの広場① まなびの広場②

言語教育・コミュニケーション専攻 卒業生紹介(1) [2015年05月14日(木)]

大橋さん写真昭和女子大学大学院は、先生方が研究テーマについて、入学前に相談に応じて下さったことで受験を決意しました。新しい分野でも違和感なく、確実に知識を身につけられる授業内容であり、社会人に配慮したコース設定も魅力です。また、博士論文完成まで、どんなに辛い時も、常に一緒に考え、一緒に答えを見つけ出すことをしてくださった先生方には心から感謝しています。現在はヤマザキ学園大学講師として一般英語、卒論指導を担当しています。博士課程で統計やコーパスの知識を身につけたことで、卒論指導の幅が広くなったと感じています。

文学研究科言語コミュニケーション博士後期課程
2014年 卒業 大橋由紀子