閑さや岩にしみ入る・・・

と来れば、「蝉の声」ですよね。bleah
残暑厳しく、というよりは猛暑がまだまだ続き、これから一週間は高温に注意と言われていますが、季節はすこしずつ変わるもの。甲子園は明日が決勝、蝉の声が夏の終わりを知らせ、トンボが目につくようになってきました。秋の到来を告げる虫の音もそろそろ聞こえ始めそうです。
日本の夏の風物詩のひとつといえる蝉ですが、欧米には少ないということを知っていましたか? 気候帯の影響で、フランスでは南仏にしかいません。南仏では蝉が幸福のシンボルとして崇められ、ハンカチやタオル、テーブルクロスに刺繍が施されたり柄が描かれたり、ブローチに象られたり、置物やら何やらとにかくセミグッズがあふれています。蝉を祀るといってもピンと来ないかもしれませんが、日本だって狐や狸、蛇や龍を祀っていますものね。蝉を守り神にするのも、鳴き声を風流だと感じるのも文化です。文化の違いって、本当に面白いですね。bleah
(T.I.)