バンコクゆるゆる日記③

タイのタマサート大学留学中の英コミ青木さんからの投稿です。

11月13日(木)

最近はまっていること

タイに来て、あっという間に3ヶ月が経ちました。

私は9月から始めているタイ語の語学学校に通っています。

学校の授業が12時に終わって、船とsky train(BTSと呼ばれています)を乗り継いで1時間ほど、13時からの授業に金曜日と休日以外毎日通うのは大変ですが、この語学学校のおかげで、私のタイでの生活がより充実したものになっています。

タイ語を習い初めてから知ったことですが、タイ語はあらゆる言語の中で、最も難しい言語の一つとされているようです。

タイ語には5つの声調があるからです。

ちなみに難しいとして知られている中国語の声調は4つです。

 

最初の2ヶ月はこの声調に苦しめられる日々。

声調が違っただけで意味が全く変わってしまうので、口をこれでもかというほど大げさに動かす必要があります。

最初の何日かは声調を練習するので、まるで歌を歌っているようでした。

 

そして、今月からレベル3、ついに「書き」が始まりました。

日本では、タイ文字は可愛い絵文字がつくれることで知られています。

そこからもわかる通り、タイ文字は見た目からも、文字というより絵に近いです。(外国人に言わせてみれば、日本語もそうらしいですが。)

会話は以前タイに住んでいたこともあり、わかる単語も多いので、要領をつかめば会話は出来ました。しかし「書き」はまるっきり初心者です。

タイ語の書きを習い初めて2週間が経ちましたが、タイ語が難しいと言われている理由は、ただ声調があるからだけではないことに気がつきました。

覚えなければならない文字の数がとても多いのです。母音、子音を覚え、そして声調も付けなければ意味のある単語にはなりません。

また、日本語には存在しない子音もあるので、何と読むかはわかっても発音するのに戸惑います。日本語や英語の構造はシンプルだなあと思ってしまうほどです。

 

今まで、日本語、英語、(授業で第2外国語として履修しただけではありますが)スペイン語を学んで来ましたが、どれも「話せるけど全く書けない」という経験をしたことはありませんでした。単語を調べてタイ文字で書かれていても読めないので、更に読み方を調べなければいけません。タイ文字で表記したいときも、なんと言えばいいのか知っている単語でさえ、調べなければ書くことが出来ないというもどかしさをタイ語がだんだん話せるようになって頻繁に感じるようになりました。レベル1もレベル2でもphonetics で会話を習っていたので、授業では話すことに重点がおかれていました。会話は日常生活でも使うことが多く、役立ちますが、タイ人の友達とSNSを通してとるときは特にタイ文字を書けないもどかしさを特に感じます。パソコンでのタイプでは、声調などを記す手段がないためです。

 

タイ語がいかに難しいかということを書いてしまいましたが、それでも決して嫌になることはありません、むしろとても楽しいです。授業中にも先生に「難しいー。難しいー。」と口癖のように連呼しながらも、毎日少しずつ「出来るようになる」という感覚を与えてくれるタイ語学習は今の私のブームです。特に、看板などに書かれているタイ文字を読んで、知っている単語だった時はとても嬉しいです。

暗号を少しずつ解き明かしていくようなこの楽しさが、私がタイ語そしてタイ文字を学ぶ原動力の一つになっていると思います。

もちろん、タイ人の友達とのタイ語での会話や日常生活で触れ合うタイ人との会話も私のタイ語学習の意欲向上につながっています。「バスの中で隣の人たちがなにについて話しているか理解できた!」「毎日使っているBTSのアナウンスが理解できた!」「注文が通じた!」「タイ人とタイ語で会話が出来た!」「現地の人に褒められた!」そんな日々のちょっとした感動がさらにタイ語を頑張ろうと私に思わせてくれます。

 

先日、そんな私のやる気を察してか、タイ人の友達が、教科書とノートをくれました!

 

もっと頑張ろう。

そう思わせてくれました。