英コミキャリアサロン②

英語コミュニケーション学科4年のアキホです。

2月24日、世界を舞台に活躍されている卒業生の本田容子さんからお話を伺いました。本田さんは、1998年に本学の英米文学科(現英語コミュニケーション学科)を卒業。現在はエジプト・カイロの国連世界食糧計画(WFP)北アフリカ中東地域事務局で勤務されています。WFPは世界最大の人道支援機関として世界各地で食糧支援を行い、平和のための活動を行っています。その活動が認められ、2020年WFPはノーベル平和賞を授与されました。

このように飢餓で苦しむ人々を最前線で支援している本田さんに、この度、貴重なお話を伺うことができたのです。現地に赴き、つらい現状を目の当たりにし、命がけの活動もあったかと思いますが、その目はとても輝いていらっしゃいました。

「食糧と平和には密接な関係がある。」これは、私が最も印象に残った言葉でした。そして、「食糧があるところに平和が訪れ、また平和だから食糧があるともいえる。一方で、その奪い合いから争いも起こりうる。」と言うお話は衝撃でした。毎日何事もなくおなかいっぱい食べられることが、こんなにも特別なことだったのかと痛感しました。貧困や飢餓は、遠い国だけでの問題でしょうか。他人事だとは思ってはいけないと、強く感じた瞬間でした。

自ら道を切り開き、常に目標を持ち続ける本田さん。国連の職員として、そして2人のお子さんの母として、日々活躍されている姿は憧れそのものでした。

世界を舞台に活躍すること。また、人を救う仕事をすること。皆さんも、一度は憧れたこと、ありませんか。10年後、20年後、共に学んできた仲間が世界を救っているかもしれない…。そう考えるだけで、なんだか夢がふくらみました。