【認定交換留学通信】言語は目的ではなく手段。異文化交流を通して刺激をもらうヴェネチアでの留学生活

Ciao! イタリアのヴェネチアにあるカ・フォスカリ大学留学中のカホです!

私は現在、学生生活でやり残した「留学」という野望を叶えるために認定留学に挑戦しています!4年生の後期、きっとこれが学生生活最後の挑戦だと思います。コロナ禍でボストン留学を断念した私にとって念願の「留学」でしたが、正直渡航前後は不安と孤独で眠れない日が続きました(笑)

色々な手続きで忙しく不安な毎日のせいで、初めのうちはヴェネツィアの美しさに感動することもできませんでした。こちらでの生活が始まって2週間弱が経過したある日、ある程度生活に慣れ落ち着いてきたとき、水上バスから見た街並みがとても綺麗で、「自分はこの美しさに気づけなくなっていたのか」とはっとしたことがありました(ポエマーみたいですがほんとです)。

とにかく、今はいろいろな出会いにも恵まれ、充実した刺激的な日々を過ごしています。私が留学しているカ・フォスカリ大学は留学生向けのイベントが充実しており、treasure huntやピクニックをしたり、飲んだり食べたり、多くの留学生と交流することができます。ヴェネツィアは観光地なので毎日にぎわっています。水上バスでの通学は正直便利ではありませんが、ヴェネツィアならではだと思い楽しんでいます!

大学では留学生向けのイタリア語の授業、ビジネスや経済に関する英語の授業、そして日本語学部の授業にサポートとして参加しています。カ・フォスカリ大学には日本語を熱心に学習している学生が多くいるため、彼らから言語学習に対するエナジーをもらえますし、異文化交流を楽しむこともできます。また、他大学の日本の留学生も含め、世界中から集まった留学生はみな英語が流暢で勉強熱心で、刺激をもらう日々です。

到着して2週間以上が過ぎた今感じることは、言語は目的ではなく手段であるということです。当たり前のことですが、こちらで生活するなかで、再認識する機会が多くありました。例えば、誰かと親しくなるには相手を知り、自分を知ってもらうことが必要です。同じ言語を話す相手には自己表現が簡単にできますが、英語ではそう簡単にはいきません。英語で自分を表現することはとても難しいです。相手を理解し自分を理解してもらうために、私は英語やイタリア語を勉強する必要があるし、もっと上達したいと思っています。

日常生活においても、初めはスーパーの店員さんや水上バスの運転手さんが怖く感じていましたが、イタリア語が少しわかるようになり、自分からCiaoやGrazieとイタリアにフィットするよう努めると、案外怖いと思っていた人も優しかったりするものです。言語が理解できないためにその人を誤解してしまうのはとても勿体ないことです。逆に、言語が分かれば相手が分かるし世界も広がるということです。

長くなってしまいましたが、以上がたった2週間ちょっとヴェネツィアで生活した感想です。きっとこれから先、もっといろいろな学びを得られるのだと思うとワクワクします。4年生の今、なぜ自分は留学を選んだのか、この留学生活で何を得たいのか、常に心に抱きながら、周りの人への感謝を忘れず、思い残すことのない留学生活にしたいと思います!

それではまた!Arrivederci!