こんにちは。先週に引き続き、10月21日の福祉キャリア論では、ゲストスピーカーをお呼びしました。今回お話いただいたのは、公益財団法人日本ケアフィット共育機構の根本明美さんです。根本さんからは、日本ケアフィット共育機構の概要や、「サービス介助士」について教えていただきました。
ところで、「サービス介助士」という民間資格を聞いたことがあるでしょうか。
高齢な人や障がいがある人などが、街や生活の中で困っていたり、迷っていたりすることがあります。サービス介助士は「おもてなしの心」と「介助技術」を学び、お手伝いを必要とする相手に不安を感じさせることなく、介助できる心構えと方法を身につける資格です。サービス介助士は、交通・流通・金融・飲食などのサービス業をはじめ、様々な業種・分野で活躍しているとのことです。(日本ケアフィット共育機構HPより)
このサービス介助士の資格のための教育や認定試験をケアフィット共育機構では行っています。例えば、鉄道会社の中には、社員に必須の資格としてサービス介助士の資格取得を求めているところもあるとのことです。
授業では、根本さんからのサービス介助士についての説明に加え、介助を実際に体験する、というワークも行いました。具体的には、ペアとなって、一人が視覚障害のある人役、もう一人は介助者となり案内する、・・という体験です。
学生の感想です。
介助者として「手引き」をしてみて、自分は見えているから段差やいすの場所はわかるが、目が見えない人にとってはわからないため、具体的に言葉がけをするのが重要なのだと感じた。
目をつぶって他人に介助をしてもらった際、怖いと思った。細かいことでも介助する側は声かけが重要であると学んだ。
相手のことを想像し心遣う、おもてなしの心を踏まえ行動するということの大切を、頭だけではなく実際に体感できた授業だったようです。サービス介助士を取得してみたいという感想もありました。根本さん、ありがとうございました!!