ようやく初秋らしいさわやかな陽気になりました。
今日は、昭和女子大学附属中高部4・5年生の体験授業。福祉社会学科では南野奈津子先生が「なぜ家族は子どもを傷つけるのか-児童虐待の実態と子どものケア-」というテーマで講義を行いました。
年々増加し続ける児童虐待。みなさんもテレビや新聞の報道で見聞きし、胸を痛めているのではないかと思います。
南野先生は、なぜ親は子どもを虐待するのか…ということについて、これまでの調査等から明らかになっていることを図などを用いてわかりやすく説明していました。
複数ある原因の中でも、親が置かれている厳しい環境に原因があることが多い、だから「保護者の保護」が必要だ、ということを初めて知った生徒さんも多いのではないでしょうか。
そして、虐待によって施設で生活せざるを得ない子どもたちは年間7,000人にものぼります。
心に深い傷を負った子どもたち…。
そんな子どもたちを支える施設で、福祉社会学科の卒業生は社会福祉士として、あるいは保育士として働いています。附属校出身・本学科卒業の方もいます!
福祉社会学科では、平成28年度からカリキュラムを改訂し、「児童家庭福祉領域」の教育と研究により一層力を入れていきます。
児童虐待や家族の問題、支援方法などについて関心のある方は、是非、昭和女子大学福祉社会学科で一緒に学びましょう!!