皆さんこんにちは。福祉社会学科1年のMです。
今回の特殊研究講座では、富山県のデイサービス 「このゆびとーまれ」で理事長をなさっている、惣万佳代子さんから「あったか地域の大家族 ~富山型デイサービスの22年~」のテーマでお話を聞きました。惣万さんは、赤十字国際委員会が看護活動の功績をたたえる「フローレンス・ナイチンゲール記章」を、皇后さまから授与されたそうです。
今回の講座で私が一番印象に残ったことは、「このゆびとーまれ」に通う高齢者、障がい者、赤ちゃんが一緒に同じテーブルを囲んで座っていたり、一緒にお昼寝をしたりしている写真を見たことです。私は今までそういう人たちが一緒に過ごしているという姿を見たことも、それ以前に想像したこともありませんでした。
「このゆびとーまれ」の人たちは皆、人間としてのエネルギーに満ち溢れていて、お互いがお互いの隣に当たり前のように寄り添っていました。
私は、これこそが日本のあるべき姿だと思います。また、死にゆくおじいちゃん、おばあちゃんを目の前に、子どもたちは命の大切さを知っていくということもお話しして頂き、そのことから、命を大切にする日本をつくるには、人同士の交流が活発になることが重要であると感じました。
そして、私自身が、人同士の交流を橋渡しできるような人間になりたいとも考えました。そのためにも、今回の講座で学んだことを大学での勉強に取り入れ、更に学びを深めていこうと思います。