以前もこのブログでも紹介した基礎演習。1年生前期の必修科目で、高校生の時の「勉強」から大学生としての「学習・研究」へと、学びの質的な転換をはかる大切な授業です。
基礎演習は、一クラス10〜12名程度の少人数・ゼミ形式。
今年度は6つのゼミに分かれて資料検索の方法、文献の読み方・発表の仕方、レジュメやレポートの書き方、ディスカッション・グループワークの方法、フィールドワーク、プレゼンテーション技法などを実践的に学んできました。
前期15回のうち、2回分は「ゼミごとの取り組み」です!
7/29(金)には、全てのゼミが一堂に会して、「基礎演習まとめの会」を開催しました。
地域の福祉コミュニティを歴史的・文化的に学ぶため、実際に地域住民の方々と街歩きを行ったゼミ。
指定文献『弱者の居場所がない社会』から、子どもの貧困と教育機会の不平等の問題に目を向け、世田谷区社会福祉協議会のぷらっとホームせたがやが開いている「せたがやゼミナール」に訪問インタビューに行ったゼミ(「まとめの会」にはぷらっとホームせたがやのKさんも来てくださいました!)。
若年認知症患者の家族の葛藤や夫婦の愛について取り上げた映画を鑑賞し、他の専門科目(高齢者に対する支援と介護保険制度)での学びと結びつけながらディスカッションを行ったゼミ。
他にも、障がい児・者、高齢者、子ども、若者などに対する施策と地域の社会資源についてフィールドワークを行ったゼミなどがありました。
この半期を通じて学んだ重要なこととして、
・疑いながら文献を読み、要点をまとめていくこと
・自分の意見や主張を根拠付けて発表すること
・適切な表現、正確な情報で聞き手に伝えること
・ディスカッションでは協調性と社交性を使いこなすこと
・他の授業と関連させて、頭の中で体系化させること
の五つを挙げてくれたゼミもありました。
プレゼンテーションの仕方はあと一歩ブラッシュアップが必要でしたが、発表内容はどのゼミも充実しており、体験共有のよい機会となりましたo(^▽^)o みんな、お疲れ様!!
高校生の皆さん、福祉社会学科ではこんなふうに初年次教育を充実させています。
もっと詳しく知りたい人は、是非8月20日、21日のオープンキャンパスに来てください☆〜(ゝ。∂)お待ちしてまーす!