10月9、10 日永田町都市センターホテルで医療福祉研究拡大ゼミ合宿を開催しました。学部3年生4年生、大学院生、大学院科目履修生や福祉社会学科OG、いつもゼミを側面的に知のサポートをしてくれるベテラン専門家たちが結集してくれました。2日間とも50名ほどの参加で、年齢が20代から60代まで、北海道から南は熊本までの医療福祉の専門家が集まってくれました。主催幹事会は昭和女子大学福祉社会学科OGの皆さんです。企画、運営、進行と1分1秒も無駄のない飽きさせない戦略とおもてなしは見事でした。テーマは「The Flag~汚れなき想いと譲れない誇り」、プログラムは①「臨床の知を再考:実践と哲学を協働する」(講義)、②「胃瘻造設の有無を代理決定した家族の語り」(研究発表)③福島の災害支援とソーシャルワーク(ワークショップ)④ライフヒストリーとストーリー、実践報告(医療・福祉、行政専門職7演題)⑤熊倉伸宏著「面接法」に対する読書討論(グループディスカッション)⑥全員で語る「想いと誇り」でした。学生達も積極的に、楽しそうに議論に参加し、しっかりと意見を発信していました。実践報告では熱い想いと誇りとしている実践の姿に、皆涙する場面が多々あり、年代や領域を超えて、みんながオープンに自分を語り合い、時間を共有する居場所となりました。
学生さんの感想です。
「私も社会人になったら悩みや葛藤に素直に向き合い、学び続ける姿勢を大切にしたいです。」(Uさん)
「人は心を動かされた体験や経験が自分の想いとなり、原動力になっていく、それがパワーとなり未来を切り開いていくのだなと思いました。また、生きていくことは答えのない問いを問い続けることを考えました。」(Hさん)
「バラエティに富んだそれぞれの想いや譲れない誇りをお伺いして、将来自分がなりたいあこがれの社会人像が見えた気がしました。熱さと自分なりの誇りを持っていきたいと思います。」(Kさん)
「How toは自分で発見し創造することを学びました」(Kさん)
「私も情熱を持ち、自分らしいソーシャルワーカーになりたいと思うようになりました」(Kさん)
「ディスカッション楽しかったです。先輩方は、私の伝えたいことや考え、意見を出しやすい環境を作ってくださり、認めてくださり、専門職の姿勢を学びました」(Mさん)
「改めてソーシャルワーカーの魅力を感じました。これまで不安に感じていた進路選択が楽しみになってきました」(Mさん)
「実習で考えた自分の課題を振り返る時間にもなりました。専門家である前に人としてどうあるかが最も大切であることを学びました。」(Nさん)
学生さんたちは、とっても熱い、長い感想を送ってくれました。一部紹介でした。学生さんたちが終始楽しそうであり、キラキラとした表情であったことが印象的な2日間でした。