北欧研修5日目■コスケラ保育園■

北欧研修5日目はコスケラ保育園と小児病院の視察に行ってきました。

コスケラ保育園は、元々病院だったということもあり2つの保育施設があり70人の子どもと13人の職員、80人の子どもと13人の職員に分かれています。0歳から6歳の子どもが通っており、子どもたちは7・8人の小さいグループに分かれており、6歳児はエシコウルといわれる就学前教育を受けています。フィンランドでは外遊びが重視されていて雨が降っていたら常に常備してあるレインコートを着て、冬の寒い時期だったら暖かい服を着て、必ず外遊びをさせるそうです。基本的に外遊びは子どもたちのやりたいように自由に遊んでいるようです。

エシコウルといわれる就学前教育についても詳しく教えていただきました。コスケラ保育園では自然と深い関係を持ち、自然を大切にする大人に成長してほしいという願いがあるためアウトドアライフ型の保育をしているそうです。子どもたちが自由に森の中を動き回ったりすることによって森の中にある植物や動物に自然に興味がわくとおっしゃっていました。

小児病院では小児精神科や救急のソーシャルワーカーのお仕事について教えていただきました。子ども一人ひとりの人権・成長が確保されることを重視して金銭的な援助や育児をする環境を整え提供しているとおっしゃっていました。またソーシャルワーカーは色々な専門家と一緒に活動をしていて、学校や児童相談所、警察と連携することが大切だと教えていただきました。

(1年 Y.R.)

 5日目の8月29日は、フィンランド最初の視察となるコスケラ保育園を訪問しました。
コスケラ保育園は、2つの建物と公園かと思うほどのとても広い園庭からなっていて、建物それぞれで13人の職員が70人、80人の子をみています。

0歳児は今はいないそうなので、1〜2歳、3〜5歳、6歳のエシコウル(就学前教育)のクラスに分かれており、その中でも7.8人の小さなグループを作って活動していました。下の写真は、部屋の中とエシコールクラスの外での活動です。

ここの保育園は、外で遊ぶことを重視しており、雨が降っても寒くても、できるだけたくさん外で遊ぶようにしているそうです。周りの自然を生かしたアウトドアスタイルの教育活動や、バーベキューなど自然を大切にする取り組みがされていました。
一人一人違う子どもの教育計画に合わせた、手厚い福祉だと実感することが多かったです。しかしその中でも、職員が働きやすい環境を整えていることも福祉を支える重要なことだということも考えさせられました。

視察後は、テンペリアウキオ教会とカンピ礼拝堂というところへ観光に行きました。
岩の教会に木の礼拝堂と、日本では見ることのないとても素敵な場所でした。教会では、運良くオルガンの演奏を聴くことができました。

(1年 S.F.)