春爛漫の季節となりました。今週は新入生歓迎のイベントがいっぱいです。入学式で坂東理事長から「AIにとってかわられない人材」ということのお話がありました。また、3日の学科長講和でも福祉社会学科で育成を目指す職業は、21世紀にますます必要とされる仕事であるというお話をしました。
2014年に『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』(M.オズボーン)という論文が発表されましたが、それによると、アメリカでは労働人口の47%、イギリスでは35%が、現在の仕事が機械に取って代わられる可能性が高いとしています。そして、未来に残る可能性の高い仕事(コンピューターにかわられない仕事)と残らない可能性の高い仕事(コンピューターに変わられる仕事)の上位20職がリストアップされています。その中で、コンピューターに変わられない仕事のベスト10は以下の仕事です。
そして、以下のリストの4位は日本でいうと精神保健福祉士、5位は言語聴覚士、8位は社会福祉士、に該当するといえます。この結果は、アメリカ等での状況がベースになっていますので、そのままダイレクトに日本に当てはめることはできないかもしれませんが、非常に参考になると言えるでしょう。また、コンピューターにとって代わる仕事のリスト等も見てみると、今後どういった仕事が求められていくのかがわかるように思います。
(北本佳子)
「コンピューターに変わられない仕事(By オズボーン)」
- レクリエーションセラピスト
- 最前線のメカニック、修理工
- 緊急事態の管理監督者
- メンタルヘルスと薬物利用者サポート
- 聴覚医療従事者
- 作業療法士
- 義肢装具士
- ヘルスケアソーシャルワーカー
- 口腔外科
- 消防監督者