8月25日~9月1日まで福祉社会学科の学生が北欧福祉研修に参加しました。参加者から届いた報告をアップします。
6泊8日の北欧研修は普段の生活では決して自分の目で見ることのできない施設や、景色などを見ることができ充実した、参加してよかったと思った研修でした。
私はこれから、見学した施設の特別保育園トロンピーレンについて、どのような施設であったか説明します。この保育園は0歳〜6歳までの28名の子どもが通っています。自閉症などを抱えた子どもたちが通っています。子ども1人につき担当者がいて、基本的に担当の方がその子のよりよいやり方で保育を行なっています。保護者と定期的に面談を行うなど、保護者との連携も大切にしています。子ども1人ひとりにその日のプログラムが決めてあり、朝、担任から今日やることを確認します。今日やるプログラムは、写真などで貼ってあり、達成できたらはずすとなっており、子どもが理解しやすいように工夫をされていました。また、職員の男女比率は、男性25パーセントとなっている現状ですが、男性を半分にしようとしているそうです。
北欧研修では、施設見学が終わった後に観光をする時間がありました。コペンハーゲンの町を散策したり、日本では見ることのできない景色で歩いているだけで楽しめました。観光の中でもスウェーデンに行ったことが最も印象に残っています。今まで飛行機、バスで国境を超えたことはありましたが、デンマークからスウェーデンを電車で国境を超えました。電車では初めてだったため、とても貴重な経験だったなと思います。デンマークからスウェーデンへの電車の中では、スウェーデンは難民に厳しいため、電車内でパスポートを見せなければ電車から降ろされてしまうそうです。
スエーデンでは町を散策したり、海でアイスクリームを食べました。海を見ながら食べたアイスクリームはいつも以上に美味しく幸せな時間でこのままずっとここにいたいなと思ってしまうような居心地の良い空間でした。
デンマーク、フィンランド、スウェーデンの気候は、日本と比べるとそこまで暑くはなく過ごしやすい気温でした。また、現地の方々もとても穏やかな方が多く、目が合うと微笑みあえたりと人柄も良く、いつか住みたいなと思ってしまいました。
北欧研修を通して、一緒に研修に行った方々からも良い刺激をいただけました。先生、添乗員さん、社会人の方、福祉社会学科の2年生、1年生の方とみんなで話し合う時間があり、様々な意見を聞けたり、学校以外にやっている活動についても知り、もっともっと頑張らなければならないなと思えました。少しでも興味があるのならためらわず挑戦していこうと北欧研修を通して前向きに思えるようになりました。
(2年O.N.)