授業紹介「ソーシャルワークプロジェクトⅠ」~ゲストスピーカーから学ぶ~

「ソーシャルワークプロジェクト」は、本学科1年生の必修科目であり、学生たちが自ら社会課題に取り組むプロジェクト型の科目です。この科目では、学生たちはどのような社会課題に取り組み、ボランティア活動を行うかを検討します。そのために、様々なセクターからゲストを招き、行政、社会福祉法人、NPO、民間企業などの立場から福祉活動に関する話を伺います。

今回は、民間企業からのゲストを紹介します。株式会社アウトソーシングのリドベーグ愛子さんとオレナ・シェウチェンコさんをお招きし、ウクライナ避難民の支援活動についてお話を伺いました。また、オレナさん自身もウクライナ避難民であり、ウクライナの現状や避難時の経験について貴重な学びの機会をいただきました。

グループワークでは、「避難民にどのような支援が必要か」や「私たちにはどんなことができるのか」といった意見交換を行いました。学生たちからは、日本語サポートだけでなく、お箸の使い方や着物の体験、日常生活のアドバイスなど、様々な意見が出されました。また、他者理解の観点から「日本の生活のことも伝えたいけれど、ウクライナの生活についても知りたい」といった考えや、対象者のニーズ把握のために「相手が何を必要としているのかをじっくり話を聞きたい」といったソーシャルワークの視点から支援を考える学生もいました。

現在、この問題に取り組む学生を募集しており、興味を持ってくれた複数の学生がいます。彼らの関心の高さからも、活動の発展が楽しみです。

これから学生たちはグループに分かれて、テーマとする社会問題を決定し、活動計画を立てる予定です。夏休みなどを利用して、計画に基づいた活動を開始します。

このプロジェクトの進捗については、11月11日(土)・12日(日)の秋桜祭で学生たちが発表を行いますので、お時間のある方はぜひご参加ください。