授業紹介「地域福祉と包括的支援体制」

「地域福祉と包括的支援体制」の授業紹介です。
本授業は、地域福祉の基本的な考え⽅や地域福祉推進のための⽅法、包括的⽀援体制や地域⽣活課題の変化を理解することを目的としています。具体的には、地域福祉の基本的な考え⽅や、展開、動向、包括的⽀援体制について学びます。

先週からは、学生のプレゼンテーションの時間を設けています。学生は事前にテキストの内容を要約し、さらに各テーマに沿って課題を洗い出します。同じテーマを取り上げても発表者によっては異なる視点や考察がみられます。

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学生発表1(スライド抜粋):地域社会の変化と多様化・複雑化した地域⽣活課題についてわかりやすくまとめています

今週のテーマは地域福祉と地域包括ケアシステムでした。

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学生発表2(スライド抜粋):地域包括ケアシステムについて独自の図を作成していました

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学生発表2(スライド抜粋):自分の考察がしっかりと書かれています

これらの発表を聞いていた受講生からは、「地域には多様なニーズがあるからこそ、ひとつの場所で様々な課題に対応できるワンストップの仕組みを作ることが求められているのだと分かった」「(発表者の)「高齢者がその地域で生きがいを感じつつ」という言葉が印象的で、住み慣れた地域で生きることのサポートの重要性が分かった」などの感想がみられました。

「地域福祉」は日本固有の概念と言われますが、地域コミュニティにおける様々な課題解決の仕組みに関する実体や今後の可能性は無限です。これからも本授業を通して、「地域とはなにか」「地域福祉とはなにか」を考えていきましょう。