新入生へのエール🌸

福祉社会学科新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
入学式の時に創立者人見圓吉(えんきち)先生の「開講の詞(ことば)」を講堂で一緒に聞きましたね。
圓吉先生は第1次世界大戦で荒廃した世界を目の当たりにし、女性たちへの高等教育の必要性を強く思い、妻の緑先生と共にこの大学の前身となる日本女子高等学院を創設しました。
それから104年…21世紀に入って四半世紀近くが経ってもなお、戦争と紛争により多くの尊い命が奪われています。戦争は福祉の対極にあるものです。
また国内においても貧困と格差、暴力・虐待など、解決しなければならない問題が山積しています。

そのような中、皆さんは「学生」となりました。
大学は高等教育機関、つまり教育と研究の両方を担っている機関です。
学生には自ら問いを立て、その解を徹底的に追求していくような学び方や研究力を身につけていくこ とが求められます。
まずは「自分は何を専門に学ぶ人・研究する人なのか」ということを自覚し、1年生の必修科目として置かれている「基礎演習」や「ソーシャルワークプロジェクト」などでこ れからの学びの基盤をしっかりと培ってください。

ところで、皆さんはなぜこの学科に入学を決めたのでしょうか。
社会福祉士の受験資格を取れるから…保育士の資格を取得できるから… ?
では、それは何のため、誰のためなのでしょうか。
「自分自身のキャリア形成や経済的な自立のため」「人と接することが好きだから」「やりがいを感じられそうだから」…人それぞれいろいろな理由があると思いますが、 皆さんが取得しようとしている資格は対人援助にかかわるスペシャリスト、さらに様々な課題が山積しているこの社会を変革していく、あるいはより良いものにしていくことに大きく役立つ資格です。
資格取得はあくまでも手段です。資格を取ることが目的化しないように、モチベーションをしっかり持って学んでほしいと願っています。

さいごに、皆さんの多くは18歳成人を迎えるかと思います。
親権に服さず、自分で契約を結ぶことができるようになりますが、その分社会に対する責任も増します。
「社会人」イコール「大学卒業後の職業人」を指すものではなく、「社会と連帯し、社会に対して責任ある行動をとる」という意味において、皆さんは既に社会人です。
社会とのつながりを意識しながら学生生活を送ってほしいと思います。

大学生活に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、困ったことや心配なことがあれば上級生や教職員に相談してください。
夢や目標に向かって一歩を踏み出した皆さんを心から応援しています!
楽しく充実した4年間にしていきましょう。