授業紹介「発声発語障害学評価法演習Ⅱ(成人)」

言語聴覚士の仕事は「ことばのリハビリ」というイメージがあると思いますが、一口に「ことばの障害」とは言っても様々な症状があります。
症状を考える際には「ことばの知識(language)」の問題と「話しことば(speech)」の問題とに分けて考える必要があります。
脳内にあると仮定されている文法や語彙などの「ことばの知識」が、肺からの呼気~声帯振動~唇や舌の発音運動を経て実現したものが「話しことば」であり、
発声発語障害学評価法演習Ⅱ(成人)の授業ではこの「話しことば」の障害について学びます。
なぜ「呂律が回りにくい症状」が生じるのか、症状ごとにどのようなセラピーを実施するのかなどを学習するうえで検査法の正しい理解も不可欠です。

標準ディサースリア検査(出典:インテルナ出版)