✈北欧福祉研修7日目✈

【2025年9月 1 日(月)】

北欧福祉研修7日目です!今日はフィンランドに着いて初めての視察でした。

 「家庭内暴力被害者保護シェルター」

ここでは性別や年齢に関係なく、暴力や脅迫、恐怖を理由に自宅に留まることのできない被害者または暴力のリスクのあるすべての人々を対象としています。

深刻な危機の間、短期的な安全な場所となることを目的に緊急時に即時のケアや 24 時間体制の安全な生活に加え、心理社会的支援、カウンセリング、ガイダンスを提供しています。

日本ではシェルターの場所を秘匿する必要性からスマホ・携帯電話などの外部との連絡を取るのを禁止とすることが多い中ここでは自由に使うことができるそうです。職員が 24 時間常駐しており、必ずインターフォンを押し職員と会って承認を受けなければ中に入ることができないという管理が徹底されていることにより自由が保障されているのだと感じました。


昼食は Fryday という韓国チキンが有名なお店でした!
久しぶりのアジアを感じられる料理がとてもおいしかったです♪


・午後 「オウルンキュラ虐待家族リハビリセンター」

ここでは LKK というアメリカ由来の児童虐待を止めるためのメソッドをもとに 3 歳~17 歳の子どもがいる家族を対象にこれから虐待をしてしまいそうな家族または既に今までにしてしまった家族の立ち直り方を教えています。週に一回保護者、子どものどちらにもバラバラもしくは一緒にそれぞれの担当の社会福祉士と面談をしていきます。

最初にリハビリを始める際、保護者は暴力を使わないという契約書を書き、子どもを褒めるという課題が保護者には与えられるそうです。子どもを褒めることがまだ苦手な保護者には 66 個の誉め言葉が書かれているリストがありどういったことに褒めるかが記載されていました。

子どもには正直に伝えていいという契約があり、次の面談までの 1 週間どんなことがあったのか 、どんなことを褒めてもらえたかなどを聴いていくそうです。

(1 年 T.Y.)