『Viva Arte』(Vol.3)が完成しました [2010年05月12日(水)]

『Viva Arte』(Vol.3)が完成しました♪

お待たせしました。
今回は昨日人見記念講堂で開催された「能楽鑑賞会」についてです。
私も鑑賞してまいりましたので、簡単にご報告をさせていただきます。

第一部は、能・狂言・囃子について、それぞれ鵜澤光氏、野村萬斎氏、大倉源次郎氏が分かりやすく解説してくださいました。
第二部は狂言「六地蔵」と能「葵上」が上演されました。

能楽は通常は専用劇場である能楽堂で上演されます。
行ったことのある方はご存じだと思いますが、建物の中に屋根付きの舞台が設置されています。
(初めて見ると、ちょっと異様な感じがすると思います。)
人見記念講堂ではどのように能舞台が作られるのか興味津々でしたが、演者が登場する揚幕が下手側舞台袖(ステージに向かって左側)に垂らされ、そこから橋掛かりがステージ中央に向かって設えられ、ステージ中央部分に舞台が作られていました。
一の松、二の松、三の松もちゃんとありました。
この機会に、日本伝統芸能の舞台構造を覚えておきましょう!

狂言の「六地蔵」では、萬斎さんの分かりやすい解説を聞いたあとでしたので、会場には笑いがわき起こり、皆さん楽しんでいました。
能は源氏物語の六条御息所の生霊が主役となる「葵上」。
いつもはオーケストラなどで西洋楽器の音が鳴り響くホール内は、能管・小鼓・大鼓・太鼓のそれぞれの音と渋い掛け声が響き渡って張り詰めた空間を作り上げ、心地よい緊張感に満ちていました。
大鼓のカーンという甲高い響きと「イヨーオ」という腹の底から絞り出される力強い掛け声、そして空間を裂く能管の響き・・・、しびれます!!

出演者は、重要無形文化財で世界的に活躍されている能楽師・観世銕之丞氏、狂言師・野村萬斎氏、また囃子方では能楽笛方唯一の人間国宝・一噌仙幸氏を始めとする超豪華メンバーでした。
こんな贅沢な鑑賞会はなかなかありません!
しかも、学生は500円! 教員は1,500円!
本当に昭和女子大学の学生は恵まれているな~と感じた一夜でした。

 

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(記事:J.F.)