現代教養学科 望秀海浜学寮 スピーチ・コンテスト

学寮研修2日目。午前中は現代教養学科のメインイベントである、スピーチ・コンテストでした。望秀に来ている2年生は、夏期休暇中に自分が関心のある図書を一冊選んで読み、発表の下敷きとなるワークシートを完成させてきています。指導の先生からのアドバイスをもとに修正し、今日の発表に臨みました。図書の内容を簡潔に紹介した上で、著者の主張を指摘し、それに対する自分の疑問や意見を提示し、資料やデータを使いながら自分の意見を補強していきます。あらかじめ想定される、自分とは異なる意見を上げて反論を加え、論理的展開に注意しながら自分の意見を発表しました。

【優秀者発表会と表彰式】
各クラスの発表会では、学生一人一人がスピーチの採点をして3位までの順位を付け、それを参考に先生が優秀者を一人決定します。制限時間は4分間。発表内容だけでなく、原稿を見ないでスピーチができたか、声の大きさは適切だったかなど、プレゼンテーションとしての発表の仕方も重要な課題です。
優秀者発表会では、クラスの先生方から講評をしていただき、そのあと全員の前で優秀者に発表してもらいました。

優秀者の発表

教員による講評

釘原直樹『人はなぜ集団になると怠けるのか―「社会的手抜き」の心理学』(中公新書)、平田オリザ『芸術立国論』(集英社新書)、小川和也『デジタルは人間を奪うのか』 (講談社現代新書)、山本紀夫『ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争』(岩波新書)、堀内都喜子『フィンランドの豊かさのメソッド』(集英社新書)など、取り上げられた本は社会を様々な角度から捉えたもので、学生は資料やデータを生かしながら自分の意見をまとめ、現代教養学科らしい発表になりました。

平成26年度2年次 優秀スピーチ受賞者の皆さん

(記事:J.F.)