「日本語運用能力アセスメントテスト」「課題発見・解決能力テスト」~報告その2~

「日本語運用能力アセスメントテストを受験して」

受験期以来の外部の筆記試験でした。自分の指定された席に座って、マークシートが配られるとなんだか今年のまだ寒かった頃が懐かしくなりました。

今回の試験では日本語のリスニング試験がありました。私達の学科ではプレゼンテーションやスピーチの授業があるため、人に話をすることも、また人の話を聴くという機会も少なくありません。ですが、改めて聴いて情報を処理する力を問われるテスト、となると新鮮で少し緊張するものがありました。これから大学で様々な経験をしていく上で、人の話を聴いて理解していくこと、そして取捨選択していくことが大切なことだと思います。今回、この試験を受験しそのことを、改めて感じました。

最近はSNSの発達によって、短い文章で伝えたいことを短く伝える傾向が強まってきている様な気がします。実際に私も、短い言葉でやり取りをしてしまいます。そんな中このテストを受験したことで、自分の日常生活の言葉について振り返ることができました。

夏休みもあと一ヶ月と迫ってきましたが、長期休暇を利用して読書など、言葉に触れる機会を沢山作っていきたいと思います。

(1年 大滝)

 

「問題発見・解決能力テストを受験して」

試験は、一見関連性のないような複数の問題から、相違点を読み取り一つの問題の答えを導き出すというものでした。今まで経験したことのないテストで、初めは問題の切り口はどうすればいいのかと悩み、苦戦しました。しかし複数の問題の中から、どこが同じで、どこが違うのか? その上でどう結びつけることができるのだろうか? と考えていく作業は、学問だけでなくこれから社会に出るうえでも、また人生においても大切な教養ではないかと考えます。

これまで中学・高校の頃学習した模範解答のある国語のテストではなく、一人一人の日頃の問題意識や考え方が答えとしてあらわれるテストです。きっと自分が気付かないところに他の人はきづくかもしれないし、その逆もあるかもしれません。

現代教養学科では様々な社会問題に対しグループで話し合う機会がとても多いため、このテストで得た視座を、これからの学習に生かしたいです。

(2年 吉江)

 

「課題発見・解決能力テストを受験しました」

2018年6月6日に標記の試験の、2年生は応用編、3年生は発展編を受験しました。私は発展編を受験しましたが、制限時間は第1問20分、第2問40分でした。限られた時間でいかに実力を出し切るかが試されました。

試験後には、フォロー講座が開催されました。今回の試験は、就職活動で自己分析をする際や就職後に自分なりの視点で考えを発信する力を身につけるきっかけになります。例として社内で行うプロジェクトや、その他の場面での課題解決が挙げられており、物事を幅広く考えたうえで発信していく際のポイントとなっています。

私は昨年のフォロー講座に出席した際に、「自分が述べてきた根拠を生かして最後まで問題を解くことが大切である」という講師の先生のお言葉が印象に残りました。一貫した主張を述べないと相手に伝わらないため、今年は意見構築の軸をきちんと固めて問題を解きました。ですが、主張をはっきりさせるためには、自分の周りでどのような議論が行われているのかも把握しなければならないと気づきました。自分の知識にとどまらず物事をとらえられるように資料が提示されており、それを生かして問題を解くことで自分の力が試されるということも意識していかなくてはならないと改めて実感しました。今後は、自分の意見の軸と世間一般で述べられていることを照らし合わせながら、論理的に考えを発信できるようにしていこうと考えています。知識を取り入れてそのうえで自分は何を伝えたいのかを念頭に置き、今後の学びに生かしていきます。

(3年 清田)