現代教養学科ブログリレー ー 居心地のよい空間 鶴田先生 ー

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こんにちは。鶴田です。
オンライン授業も5週目に入りました。
皆さんは少しずつ慣れてきたころでしょうか?

さて、来たる6月3日に現代教養学科の特殊研究講座があります。
学科初のオンライン講演会です!
講師にお迎えする照明デザイナーの東海林弘靖先生にご快諾頂き、予定通りのスケジュールで開催します。

タイトルは「人の心に響く照明デザイン」

1年生の皆さんには、今週の「現代教養入門Ⅰ」で紹介しましたが、
東海林先生のブログ“光のソムリエ -照明がもたらす美しい時間”
https://www.lighting-sommelier.com/blog
是非、他の学年の方もアクセスして、読んでくださいね。

記事は、光をめぐる価値観、生活の質を高める照明、照明で心を癒す、といったようにジャンル分けもされていますが、「記事一覧」にしてタイトルと素敵な写真から、皆さんが気になる記事をクリックするのも多岐にわたった記事が読めると思いますのでオススメです。

例えば「世界の夜は白くなる?」という記事では、街路灯やLEDの話が出てくるのですが、読みすすめると、私たちの学び「教養=リベラルアーツ」が話題に出てきます!
詳しくは記事を読んでください。

さて、皆さんが東海林先生のブログを読んで受講準備をしている間、学科では初のオンライン講演会の準備を、東海林先生と共に進めています。
情報メディア課の方にサポートして頂ながら、動作確認をし、90分の構成を検討しています。来週は東海林先生にもご参加いただいて、リハーサルを行い、最終調整する予定です。
講演会当日は皆さんからの活発な質問、お待ちしています!

最後に写真を3枚。

[トルコ民家の窓辺]
東海林先生のブログを読ませていただき、居心地のよい場所と時間について考えました。
(光の床の間の記事です)
ちょうど「現代都市論」の授業でも居心地のよい場所について、話し合っていたところで、人とのつながり方が話題にあがりました。
この窓辺の写真は、私の研究調査地トルコの民家で撮影させてもらったものです。ギョイヌックという山間の小さな都市で、写真のような伝統的な民家が保存されています。

[住宅2階部分の張り出しに注目!]
上の写真のように伝統的な民家では、2階部分が街路に張り出した形をとっています。張り出した部分にソファーが設置されています。

ところで写真では男性が多く写っていると思いませんか?
週に一度の定期市でギョイヌック市民だけでなく、周辺の村々からも買い出しに、そして友人に会いに週に一度、賑わう光景です。

[プラタナスの木陰でチャイを楽しむ男性陣]
ギョイヌックでも働く女性の姿は見られますが、伝統的な暮らし方では、女性は多くの時間を家の中で過ごします。窓辺のソファーに座り、窓の外を眺め、チャイを飲み、時には隣人と窓越しにおしゃべりを楽しむ姿も見られます。
窓辺は光、風、香り、といった季節を感じる入り口でもあり、人とつながる大切な場所です。

居心地の良い場所と時間を考えたとき、ギョイヌックで調査の合間に(それも行く先々で!)チャイを振舞われたことを思い出しました。写真のような窓辺で、賑わう街の風景を眺めながら、おしゃべりを楽しみ、ゆっくりチャイを飲む時間は最高のひとときです。

皆さんにとって、居心地のよい場所とはどんな場所ですか?

(記事:鶴田)