現代教養学科授業「消費と環境」グループ発表の紹介(第1グループ) [2020年12月17日(木)]

発表テーマ:「エシカルファッション」

現在のファッションにおける消費の特徴として、ファストファッションの流行があります。

最新トレンドを早いサイクルで展開し、大量生産かつ低コストで流通させるファストファッションは、手頃な価格でファッションを楽しめることから世界中に広まりました。

その裏側には、価格を抑えるために労働者の人権やまわりの環境への影響に配慮せず、コスト重視で服を生産しているメーカーが数多くあります。

中でも2013年にバングラデシュで起きた「ラナ・プラザ崩落事故」は象徴的な出来事です。

崩落したラナ・プラザ

このようなファストファッション業界の問題を解決する手段の一つにエシカルファッションがあります。

ここでは、エシカルファッションの具体的8つの内容をご紹介します。

 

  1. フェアトレード=対等なパートナーシップに基づいた取引で、不当な労動と搾取をなくす
  2. オーガニック素材を使う
  3. アップサイクル&リクレイム=捨てられるはずだったもの材料にし、よりよいものを作ること、リクレイム=デッドストックの素材や在庫商品などを回収し、利用する
  4. サステナブル・マテリアル持続可能な素材を使う
  5. クラフトマンシップ=伝統的な技術を取り入れる
  6. アニマルフレンドリーなど動物の福祉に配慮
  7. ウェイストレス=ライフサイクルの各段階での無駄削減
  8. ソーシャルプロダクツ=NPO/NGO団体への寄付につながっている、ソーシャルな活動と関りがある製品

(日本発信のエシカルファッション推進団体Ethical Fashion Japanより)

 

 

次にエシカルファッションを推進する企業の取り組みについて紹介します。

earth music & ecologyは2019年にブランド20周年を迎え、世界をより良くするためにという目標のもと「エシカル」をブランドメッセージとして発表しました。

earthエシカルアクション」と題してフェアサプライチェーン・廃棄物削減・エコファー・オーガニックコットンなどに取り組んでいます。

服という商品は。」という広告を店頭で見たことがある方も多いのではないでしょうか…?

earth music & ecologyのブランドメッセージ

earth music & ecologyではオーストリアの繊維メーカー「レンチング社」が開発した植物由来の環境に配慮した素材を使い、コラボ商品としてスカートやカーディガンを販売していました。

最後に、エシカルファッションの問題点と未来についてです。

一番の問題は、多数派にアプローチしづらい点だといえます。

その解決法の一つとして、higg indexというデータを用いる方法があります。エシカルファッションは定義があいまいで、具体的な貢献度が分かりづらいです。しかし、このツールを使えば、それぞれの領域への貢献度を数字で示せるので、価値観のズレに流されずに判断できるのです。

価値観がますます多様化していく時代…。データの客観的な情報は、強い武器になることでしょう。

 

エシカルファッションは敷居が高いイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、以外にも身近な行動を少し意識するだけでも、エシカルな社会に貢献することにつながるのです。

このブログを読んで下さった皆さんが、少しでもエシカルファッションについて興味を持っていただけたら嬉しいです。

昭和女子大学 人間社会学部 現代教養学科
 鈴木彩賀、西浦菜々子、吉原澪、及川奏恵