こんにちは、鶴田ゼミです!
5月15日にゼミ生3年全員で学校周辺である三宿でフィールドワークをしてきました!
学校の正門からスタートして、まず向かった場所は世田谷地域で一番広いとされる世田谷公園です。目的地までは10分程ですが、そんな短い道のりでもまちに工夫された機能は沢山ありました。
たとえば、「CRAFT CHOCOLATE WORKS」というお店の前に設置されたベンチです。これは、歩行者がひと休みできるように商店会がデザインして設置したものです。
また、世田谷公園付近の交差点には3本のポールが新しく取り付けられました。こちらは自動車事故が起こった時に歩行者を守る目的を果たします。近くに保育園があるため、お散歩の時などに安心して信号待ちできるようになりました。普段あまり気にしない風景には、様々な機能が備わっていることを実感しました。
そして世田谷公園です。まず、公園内にある平和資料館を訪れました。そこでは、館員の方に資料館について説明していただきました。
資料館には、日本が戦時中に使用していた衣服などが区民の方によって寄贈されたものも展示されています。戦争当時の庶民の生活や軍隊の日記などに加えて、『平和学』についてなど現代につながる学びも得ました。戦争といっても今起こっているものだけでなく、戦争がその後に与える影響も大きいことが良く理解できました。
実は、ここ池尻・昭和女子大学・駒沢などはかつて陸軍の施設でした。日本は第二次世界大戦後、一度も戦争をしていませんが、世界で見ると戦争や紛争を繰り返している地域があったり、日本でも約80年前の戦争が与えた影響が多々残っていたりします。戦争の怖さや問題意識を改めて感じました。
外に出てみると、世田谷公園には平日だというのにも関わらず多くの人で賑わっていました。普段からペットのお散歩や小学生の遊び場として幅広い年齢の方が利用されています。
ここ世田谷公園は多くのイベントが開催される場所であり、秋には「三宿あおぞら図書館」や「世田谷パン祭り」などといった鶴田ゼミも関わるイベントがあります。また、7月に開催する「三茶水かけ祭り」の現場であるこどものひろば公園にも足を運びました。
普段、何気なく通っている場所でも、まちにはいろいろな機能が備わっていたり、学びの空間があったり、楽しいイベントが開催されていたりすることを実感できた時間でした。
これからゼミ活動を通して、まちの理解を深めるとともにそこから見える社会課題について学んでいきます!
記事:3年 米丸