【CLA Creative Lab 2025 – Vol.0】コーセー、楽天グループ、西武園ゆうえんちと産学連携型プロジェクトをスタート

現代教養学科のプロジェクト“CLA Creative Lab”の顧問をつとめる現代教養学科教員の見山謙一郎です。現代教養学科の学生とともに、昨年度(2024年)に新たに立ち上げたプロジェクト、CLA Creative Labは、現代教養学科で学ぶ、1.なぜを問う力、2.課題間の関係性を俯瞰的に考察する力、3.多様な価値観を理解し、繋ぐ力、をデザイン思考(Human –Centered Design)のアプローチから実践的に学ぶ産学連携型のプロジェクトです。学生はこのプロジェクトに取り組む中で、①クリエイティブ・コンフィデンス、②マーケティング・コミュニケーション、③キャリアデザインという3つのテーマについて、深い考察力が求められることになり、結果として、学生自らの課題と可能性に気づくことが出来るものと考えています。

発足初年度の昨年度は、現在の4年生が中心となり、読売新聞東京本社を訪問し、新聞記者の方と新聞記事に関するディスカッションを行いました。そしてその後、プロジェクトメンバーが、学生向けに「読売新聞合同企画 新聞記事ディスカッション」を企画、実施し、その様子は、本学科ブログ内でも紹介しました。

発足2年目の今年度は、所属ゼミの異なる3年生メンバー17名が参加し、コーセー、楽天グループ、西武園ゆうえんちの3社と本格的な産学連携型プロジェクトをスタートさせました。今年度のプロジェクトでは、それぞれの企業からZ世代の学生に対して投げかけられた「問い」に対し、Z世代の学生自らが無意識の行動を意識化したり、主観の客観的な考察を行うことにより、学生の行動様式、消費行動や情報の受発信行動などを深く掘り下げ、企業と学生がそれぞれの視点から考察を行い、相互に学び合うようなプロセスでディスカッションを行っています。最終的には、新たな価値の創造に繋がるようなコミュニケーションデザイン(Communication Design)の構想を目指しています。

具体的な取り組みとして、コーセーさんとは、Z世代の感情を深く掘り下げることにより、Z世代に向けた新たな美容価値創造提案に取り組んでいます。

また、楽天グループさんとは、Z 世代の行動様式や購買行動等を深く掘り下げながら、
Z世代に向けた新たなコミュニケーション設計の構想に取り組んでいます。

そして、西武園ゆうえんちさんとは、昭和100年を迎えた今年、「令和の学生が考える昭和のイベント」の企画立案から実施までを任せていただき、担当者の方々と連携しながら、11月のイベント開催に向けて取り組んでいます。

CLA Creative Labの取り組みについては、現代教養学科において、「実践的なインターンシッププログラム」と位置付けており、来年度からスタートする新カリキュラムの中での授業プログラム化も視野に入れています。

現在、CLA Creative Labの3年生メンバー17名は、コーセー担当グループ、楽天担当グループ、西武園ゆうえんち担当グループに振り分けられ、活動を行っています。これから随時、学科ブログ中でプロジェクトの活動紹介をしていきたいと思います。

以 上