「なかよし」の像 [2018年07月20日(金)]

2017年11月10日のブログでは、5号館の中高部校舎に近いところにある、日展理事長の奥田小由女氏作の「歓」の像を紹介しました。

また、その次の週の11月17日には、プロムナードの学園本部側に置かれている、彫刻家  建畠大夢氏の長男で、かつて本学で教鞭をとられ、行動美術を代表する彫刻家と称される建畠覚造氏作の「二人」の像を紹介しました。

台座には、

二人  建畠覚造
同門に学ぶ者を朋といひ
同志に結ぶ者を友といふ

と彫られています。

本学園には、もう一つ、「二人」をテーマにした彫刻があります。初等部の玄関左側にある「なかよし」の像です。
二人の子どもが肩を組み合って楽しそうに笑顔で歌っているように見えませんか。埴輪の人形のようにも見えますね。これは現在の初等部校舎が完成した折に、初等部元教員の菊地眷太郎(けんたろう)先生が作られた作品です。

仲良くするためには、お互いに相手を信頼すること、そして感謝の気持ちを持つことが大切ですね。

この写真、覚えていますか [2018年07月13日(金)]

 

2018年4月20日のブログに掲載した写真です。キャンパスのプロムナードにある木の幹を、3月に事情があって切った折の写真でした。たぶん60年以上は経っている木です。戦火で焼失したうえ高田の緑が丘からここ太子堂に移転して、半年後の昭和21年5月、美しい緑を育て、後輩たちの憩いの場となるようにと、卒業生のお宅から100本の小さな楠の苗木が届き、先輩たちが植えたうちの1本です。ところが、学内の整備のために、移植しようとクレーンでつり上げる時に、幹に巻いたロープで楠の表皮が剥がれ、徐々に枯れ始めてしまったので、ウッドデッキから1.5メートルほどの高さのところで伐採し、その切り口から萌芽がでてくるようにと蘇生手術を受けました。上の写真は、その幹からやっと新芽が一か所出てきた時に写しました。

7月を迎え、あれから3か月。たった3か月の間に、新芽がぐんぐん伸びて、今、こんなに幹の周りがにぎやかになっています。

 

 

柔らかそうな葉が若い緑色の幹からぐんぐん伸びています。順調に育っていますね。前期も終わりに近づきました。夏休みが終わって、キャンパスに戻ったときは、どのくらい成長しているでしょう。楽しみですね。

昭和女子大学の国際化と昭和ボストン設立の年の昭和女子大学 [2018年07月06日(金)]

あと1年半で100周年を迎える昭和女子大学。現在の昭和については、様々な情報伝達手段が発達し、デジタルパンフレットもWEB掲載されていますので、学生やキャンパスの様子をご存じの方が多いと思います。今回の「昭和のこれなあに」では、まず、最近の昭和女子大学の国際化の様子をビデオでご覧いただきたいと思います。本学の公式YouTubeにも掲載されていますが、多分、まだご覧になったことのない方も多いのではないかと思います。

 

 

いかがでしたか。もう一度、学生になって昭和で学びたいという卒業生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、もう一つ、30年位前の昭和女子大学の様子が次のビデオに収まっています。昭和ボストン校が今年30周年を迎えましたので、ちょうどボストン校設立の年のプロモーションビデオです。この時代をご存じの方も、ご存じでない方も、きっと楽しんでいただけるはずです。ご覧ください。

 

 

様々なことにチャレンジしようと思えば、いつでもチャレンジできる環境にある今の昭和の学生達は、とても恵まれています。この環境を生かして、どんどん成長してほしいと思います。

「白鳥の湖」の像をご存知ですか [2018年06月29日(金)]

この写真は、本学が所有していた会津キャンプ村の庭に平成6年からあったブロンズ像です。小田原市在住の彫刻家、親松英治氏の作品で、白鳥と一緒に踊る女性の像です。猪苗代湖を背景にして左側には白鳥が舞い上がり、右側の足元では大きく羽を広げています。

会津キャンプ村の白鳥の像の横に立つのは、左から、前理事長の平尾光司先生、現理事長・総長の坂東眞理子先生、昭和ボストン学長のフランク・シュワルツ先生、そして私です。磐梯山を背にして紅葉がきれいですね。撮影日は2013年11月11日と入っています。
この像が、平成26年に世田谷キャンパス内に引っ越して来ました。さて、どこに置かれているでしょう。

昭和之泉です。美しい紫陽花に囲まれて、見ているだけで、気分が爽快になりませんか。
実はこの像と同じ乙女を中心に左右反対で白鳥が舞っているブロンズ像を、本学と同窓会が平成9年に猪苗代湖の志田浜に寄付しています。

今では、猪苗代湖の観光名所にもなっているそうですよ。志田浜は、磐梯山に抱かれ、猪苗代湖が目前に広がる観光客も多く集まる場所です。本学の昭和之泉にある白鳥と乙女の像は、志田浜の像と向き合って立っているのかもしれませんね。

またお目見えしました [2018年06月22日(金)]

梅雨の季節となりました。今週は雨が続いていますね。でも梅雨には梅雨の楽しみがあります。
「昭和之泉」にカルガモがお目見えしました。カルガモは日本全国、どの季節でもどこに行っても見られるそうですが、「昭和之泉」には、春先から7月くらいまでに見ることが多いように思います。
写真にあるように、カルガモの特徴といえば、先のほうだけがちょっと黄色のかわいらしいくちばしとオレンジ色の足ではないでしょうか。

雌が水辺の草むらなどの巣で10~12個を産卵し、抱卵して30日もしないうちに、すぐカルガモの雛は地上を歩くことができるとか。はて、泉の中の草むらにいる雌は今何をしているのでしょう。残念ながらこの写真ではわかりません。
雛を育てるのに最適な場所を探して、お引越しをするカルガモ親子の姿をまた今年も見れることを願って「昭和之泉」のカルガモを皆さんで見守りましょう。

P.S.
6月21日、カルガモの雛が元気に「昭和之泉」を泳いでいました。

この木は何の木でしょう [2018年06月15日(金)]

赤い実がなっていますね。もう少し遠くから見ると、こんな木です。

何か表示があります。

ヤマモモの木でした。
看板の右側には、「Myrica rubra ヤマモモ 山桃 分布:本州~沖縄、中国など 雌雄別種 果実は球形で夏に赤く熟す」と書かれています。ヤマモモは20メートルほどまで成長する木で、幹は太くなって楕円形の模様のように見える灰白色の樹皮がついています。一般的に一つの花の中に雄しべと雌しべの両方があるのですが、雌雄別種は一つの花に雄しべか雌しべどちらかしかない花のことを指すのだそうです。花は3月から4月に咲き、そして、ちょうど梅雨時の6月ごろに写真の様に少し黒っぽい赤い実がなります。

さて、看板の左側には、「記念植樹 平成17年2月 若者との交流会のために来日したノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイ氏と人見楷子理事長及び初等部児童、中高部生徒、大学生の手によって植えました。」とあります。
マータイさんは、アフリカ全土で延べ10万人が植樹活動に参加してきた環境保護のNGOグリーンベルト運動の創始者です。マータイさんが生まれたのは1940年、当時ケニアはイギリスの植民地でした。干ばつの被害から国を守るために1977年に自らが植樹を始めたのです。1本植えるごとに、少額の報酬を渡すことで、女性の自立も促しました。植樹運動は世界に拡がり、植樹数は4500万本を超えているそうです。そして、2004年に、持続可能な開発、民主主義と平和への貢献により、アフリカ人女性として史上初のノーベル平和賞を受けました。2005年には初めて日本を訪問し、この時、日本語の「もったいない」に感銘を受けたそうです。本学の記念講堂で講演、昭和之泉の一角に記念植樹もされました。残念ながら2011年、71歳で亡くなられています。マータイさんはMOTTAINAIという美しい日本語を、環境を守る世界共通語として広めることを提唱しました。本学での講演で語られた、環境3R(Reduce, Reuse, Recycle)を大切にすると共に、Respect(ものや人を大切に)することこそが、「もったいない」の意味だというお話は多くの人々に感銘を与えました。

昭和之泉のヤマモモの木は、記念植樹から14年がたちました。まだまだ背が伸びる木のようです。どこにあるか是非、探してみてください。

昭ルームでは今何が? [2018年06月08日(金)]

8号館の1階東側に昭ルームがあります。いろいろなものを展示できるスペースで、“show”と「昭和女子大学」の「昭」の掛詞の名称で呼ばれています。
さて、光葉博物館では、平成30年度春の特別展として「ことばのいろ ことばのおと」と題して、6月1日から30日まで、本学の創立者人見圓吉先生、ペンネーム人見東明と北原白秋・三木露風の詩の世界の展示が行われています。この展示は、図書館70周年、近代文庫60周年を記念したものでもあります。
そして、8号館1階の昭ルームと3階の図書館入り口を入って右手のコミュニティルームでは、本学の図書館コレクションの歴史を振り返る「図書館70年の歩み」展も同時開催しています。


昭ルームの展示風景


図書館コミュニティルームの展示

昭和女子大学の前身である日本女子高等学院が創設されて以来本学図書館が収集してきた蔵書は、昭和20年4月の空襲で、当時の中野区上高田の校舎と共にすべて焼けてしまいました。しかしそれからすぐに創立者自らが、古書店で坪内逍遥(雄蔵)の『小説神髄』を見つけ、以来、地道に図書の収集を進めてきました。世田谷の地に移転してきたのが、昭和20年11月。そして遂に、昭和23年の11月3日、新しく「文化の日」が制定されたのに合わせて、卒業生、学生、保護者からの図書の寄贈を受けて、2万8千116冊を備えた図書館が開設されました。
この日から今日まで蔵書数はどんどん増え、今日では、図書54万5千冊、雑誌1万7千タイトルへまで増えています。昭和28年には、与謝野鉄幹・晶子夫妻の資料を受贈し、それから特殊コレクションの寄贈や購入も続いています。現在は古いところでは、与謝野文庫(1955年)、吉田彌平文庫(1955年)、オマル・ハイヤーム文庫(1960年)、折戸忠作文庫(1962)、女性文庫(1962年)、金子健二文庫(1963年)をはじめとして、新しいところでは、トルストイ文庫(1996年)、翠園文庫(1996年)、内藤濯文庫(1999年)、朝日生命文庫(2005年)、小島信夫文庫(2008年)など、23種類もの特殊文庫資料と貴重書を収蔵しているそうです。
また、教育や学術研究向上のために、『玉藻前繪巻』やThe Canterbury Tales、そして初代学長の金子健二先生訳『全訳カンタベリ物語』等も本学の蔵書となっています。
8号館昭ルームからスタートして、図書館へ、そして、光葉博物館へとどうぞゆっくり回ってご覧ください。


The Canterbury Tales (The new Ellesmere haucerfacsimile)
By Geffrey Chaucer
平成7(1995)年、Yushodo, Huntingtom Library Press


チョーサー原著 金子健二訳
『全譚カンタベリ物語』
大正6(1917)年12月、東亜堂書房刊

光葉庵を知っていますか [2018年06月01日(金)]


完成時の光葉庵 (光葉同窓会報平成2年12月1日発行より)

平成2年の創立70周年記念事業の一つが、「昭和之泉」の造成でした。「昭和之泉」はキャンパスの一番奥に位置し、自然の湧き水を利用した滝と、色とりどりの錦鯉が優雅に泳ぐ大きな池が中心にあります。周りは緑の木々に囲まれ、とても静かな憩いの庭園となっています。庭園内には「光葉庵」と呼ぶ東屋もあります。本学卒業生が作る光葉同窓会がこの記念事業の基金の一部を寄付して下さったので、この名前が付きました。現在は9万3千名を超えた昭和女子大学の卒業生も、当時は約5万人でした。附属や大学の在学生の父母や教職員の方々からも基金が集まり、この年の12月に完成しました。同窓生をはじめ学園の関係者の皆さんがこの学園と後輩達に寄せる愛情や友情がいつまでも絶えることなく、誰もが楽しく集うことができる場所になりますようにとの願いが込められています。


7号館から撮影した「昭和之泉」 (光葉同窓会報 平成3年12月1日発行より)

初夏を迎えるこの時期には、カルガモの姿を見ることもできます。四季折々に姿をかえる「昭和之泉」。光葉博物館の展示を見た後にも、是非、ゆっくりと「昭和之泉」を歩いてみてください。


現在の昭和乃泉(平成30年5月30日)

光葉同窓会のシンボルマーク [2018年05月25日(金)]

皆さん、このマークをご覧になったことがありますか。
光葉同窓会のシンボルマークとして、同窓会が平成19年から使用しているものです。

元同窓会会長の安西美津子先生が、同窓会のシンボルマークを是非作りたいと発案されて、このマークができました。

この写真は、記念講堂2階にある同窓会室に額に入れて飾られているものですが、上半分の写真が第7代学長の平井聖先生がデザインしてくださったシンボルマークの原画、下の写真は同窓会会員が、一針一針心を込めて手で刺繍して作成した第二緞帳の写真です。このシンボルマークと第二緞帳は、光葉同窓会の象徴となっています。
光葉同窓会報第69号で、シンボルマークのデザインは第二緞帳「光葉の大樹」をイメージしたものだと、平井先生は語っておられます。名刺、レターヘッド、エコバッグ、クリアファイルなど、どんなものにもつけられる素敵なシンボルマークですね。緞帳のデザインと同様に、葉が放射状についています。幹も大樹らしく太く描かれています。左下にある「光葉同窓会」の文字や、右下にある山並みが描かれている部分も、緞帳と似た図柄になっていますが、ワンポイントとしてマークを使う時は、この部分が無くても、光葉同窓会のマークだとすぐにわかります。色は、葉が緑とベージュの2色で、幹は焦げ茶。遠くに見える山並みもベージュ色です。
光葉同窓会の会員数も、9万4千人を超えました。5月20日には同窓会総会を新潟のホテル日航で行いましたが、各支部からたくさんの会員が参加され、坂東理事長のご講演や新潟支部有志による「佐渡おけさ」の踊りなど、大盛況となりました。

光葉博物館を訪れたことがありますか [2018年05月18日(金)]

光葉博物館は、1994(平成6)年4月11日に開館し、9月16日に歴史博物館として博物館相当施設に指定されています。「光葉」の名称は、本学の同窓会の名称です。正門から入って、大学のキャンパスの一番奥、正面の7号館1階に展示室があります。
毎年、春と秋に様々なテーマで特別展を開催し、収蔵資料や、学生や附属校児童・生徒の制作作品などの展覧会も行っています。特に学芸員の資格取得を目指す学生にとっては、格好の実習の場となっています。博物館の主なコレクションとしては、ベル、世界の仮面、海外の民族衣装、日本の郷土玩具、漆芸資料、民族資料などがあります。

【ベル】

【民族衣装】

【日本の郷土玩具】

【漆芸資料】

今年の6月1日から6月30日まで、春の特別展として、図書館70周年・近代文庫60周年を記念して、「ことばのいろ ことばのおと―人見東明と白秋・露風の詩の世界―」を開催します。同時に「図書館70年の歩み」の展示も8号館1階の昭ルームで行われます。

学内に博物館があることで、博物館での展示は、学生・生徒や教員の研究成果の発表の場として、また、教育・研究資料の理解の場として、大いに役立ちますが、それと並んで、ここでの展示を広く社会に公開して、地域社会に対する情報発信の場としても、大切にしていきたいものです。

是非みなさんも、博物館で今どんな展示をしているのか、時々、足を運んでくださると嬉しいです。