第6期生・ドイツ留学便り~ライプツィヒ大学 2月編~

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※こちらは2020年2月時点の報告書で、現在は帰国しています。

<一番印象に残っている授業は何ですか>
A2からB2までの授業、すべてが印象に残っていますが、B2の授業は私にとってとても難しかったので特に印象に残っています。1月の月次報告でもご報告しましたが、B2の授業では独独辞典しか使用できなくなりました。また、私のクラスの先生は新しい文法を学習する際でも、黒板に解説などを書かず、口頭で説明するのみなので聞き逃さないようにするのに必死でした。そのことがドイツ語のリスニング力の向上につながっていることは後々理解できましたが、はじめのうちは本当に苦労しました。B1の授業の中で先生が「B2の授業では幼稚園生がたったの2か月で大学生になるようなもの」と冗談半分本気半分で言っていたのですが、本当のことだったのだなと実感しました。

<留学して良かったと感じるのはどんな時ですか>
留学してよかったことは、東西ドイツ分裂時代の日常を先生が授業中に話してくれたことです。このことによって教科書やテレビ番組のニュースでは知ることが難しい当時の市民の生活をうかがい知ることができました。B1の授業期間中に東西ドイツ統一30周年を迎えた際に先生が当時のことを回顧してくれました。「当時は『みんな平等』という理念が存在していたから、ホームレスはいなくて治安は安全だった」「でも、フルーツ一つを買うのにスーパーに4~5時間並ばなければならなかった」などとても興味深い話を聞くことができました。ライプツィヒは特に東西ドイツ統一の発端となった場所なので当時の空気を感じることができました。

<ドイツ留学を振り返って>
ドイツ留学での一番の財産は他の大学から来ている日本人の学生さんや日本語を学んでいるドイツ人の学生さんと知り合えたことです。日本人の学生さんたいは日本ではなく世界に目が向いていることが私にとっては新鮮であったし、留学期間の中でのとてもいい刺激になりました。彼女たちとは政治、経済、教育や源氏物語などの古典文学までたくさんのことについて議論し合いました。日本にいる私の友達たちとはできない深い議論をすることができました。ドイツ人の学生さんとお話するときは日本の文化についてが多かったです。日本の文化における良さ、改善すべき点を外国人からの意見で聞くことができたことは大変興味深かったです。その他にも他の国からきている学生さんとも知り合いになれたことは人生の財産になりました。

ローテンブルクの街並み

☆Y・I☆