以前、国際学部で履修できる会計ファイナンスの授業についてご紹介しましたが、
国際学部で取ることのできる教養科目には色々なクラスがあります。 今回は、"会計とファイナンスⅠ"をご担当の山田隆先生より授業の様子をご紹介頂きました。 国際学部で資金調達ゲーム!?- 会計とファイナンスⅠ(教養科目) こんにちは![…]
ご担当の山田先生より、今回も授業内で行った更に面白いゲームについてご紹介いただきます!
今年度から国際学部でも「会計とファイナンス」を教えています。
今回は授業内で「貿易ゲーム」を行いました。
まずクラスを5チームに分けます。
それぞれ、「先進国」2つ、「新興国」1つ、「発展途上国」2つに分けます。
しかし、各チームには自分たちが先進国なのか発展途上国なのかはわかりません。
各チームには袋が渡されます。その中には、おカネ、紙、はさみ、コンパスなどが
入っているチームもあれば、紙とペンと少しのおカネぐらいしかないチームもあります。

さぁ、ゲームスタートです!
まずは各国の偵察部隊が国王の指示の下、他のチームを調査に行きます。
「自分たちよりもたくさん紙があるな・・」、「自分たちの国に無い道具を持っている・・」等々。
一方で、前方のスライドには様々な「ニュース」が流れます。
そのニュースに対応しながら自分たちの国のGDP(国内総生産)を高めなければなりません。
ニュースには、例えば「これから景気が良くなり、物価が上昇傾向に・・」、
「バブルが崩壊し、従来の製品は通常の価格の8掛けでしか売れない・・」等といったものが流れます。


世界経済の動向にも配慮しながら、他国と交渉を行い、いかに自国で生産した製品を売るのか・・。
生産を他国に委託して、同盟を結ぶ国もありました。
(ネタバレになるので、ここまでしか内容は書きません。)
このゲームを行うと、「なぜ世界から紛争や戦争がなくならないのか」を学生たちは体験的に理解します。
あの狭い教室の世界ですらあれだけのこと(このブログを読んでいる皆さんにはわかりませんが・・)
が起こるのです。それと同じことが現実の世界で起こっています。
例え仮想のゲームであっても世界経済で起こっていることが体感できるのです。
学生たちは大いに悩み、頭を使ったと思います。
そして、世界経済において決定的に重要なのは、実は“先進国のあり方”なのです。
技術もあり経済的に豊かな先進国が世界でどのように振る舞うか・・・。
このゲームのユニークなところは、「先進国が常に勝つわけではない」という点です。
今まで私が授業で行ってきた貿易ゲームで、最も優勝回数が多いのは実は「発展途上国」なのです。
なぜでしょう・・・?
授業が終わった後に、受講生たちはみな「またやりたい!」と言っていました。
高校生の皆さんも国際学部に入学したら是非「会計とファイナンスⅠ」の授業を履修してみて下さい!
国際学部でも体験的に世界経済を学ぶことができます。
山田先生ありがとうございました!
世界経済で何が起こっているのか、普段何気なくニュースで聞いているようなことも
実際に自分たちが同じ状況を体験することで、仕組みだけでなく更に面白さや大変さが分かりますね。
他にも国際学科では様々な授業が履修可能です。
カリキュラムや留学について気になった方は、ぜひ次回オープンキャンパスへもお越しください。
■7月23日(日)9:30~15:30 (7月7日(金)10:00事前エントリー登録開始)
■8月19日(土)9:30~15:30 (8月4日(金)10:00事前エントリー登録開始)
■8月20日(日)9:30~15:30 (8月4日(金)10:00事前エントリー登録開始)
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