【レポート】スペイン留学中に異文化交流会を企画!

国際学科の留学先のひとつであるスペイン・アルカラ大学アルカリングア。
渡航した学生たちは、現地のボランティアへ参加するなど学外での活動も活発に行っています。

中でも、国際学科4年のAさんは現地の日本語学校と協力し、
新たな異文化交流会の立ち上げたとのことで、その詳細をレポートいただきました。

¡Hola! こんにちは!
私は2022年9月から2023年6月までスペインの
Alcalá de Henares(アルカラデエナーレス)に留学していました。
今回は私が現地で「インテルカンビオ(言語・異文化交流会)」
開催したことについて紹介します。

学校での授業はどれも楽しく、すぐに様々な国の友人もでき
留学生活を順調にスタートさせました。
しかし、次第に現地のスペイン人との交流を期待し渡航した私は
物足りなさを感じるようになりました。
なぜなら語学学校はスペイン語を学ぶ留学生向けであるため
スペイン人はおらず、知り合う機会がありませんでした。

また、寮にいたこともありスペインの実際の生活がどのようなのか知る機会がありませんでした。そこで現地で「スペイン語」を学ぶ日本人「日本語」を学ぶスペイン人
共に交流する場があれば繋がることができるのではないかと考え、
「ないならば創ってしまおう!」とインテルカンビオを開くことにしました。

マドリード内にある複数の日本語学校に話を持ちかけ、
最終的にはEOI (Escuela Oficial de Idiomas Jesús Maestro)が賛同してくださいました。
EOIマドリード校は公立語学学校で、日本語学科には230名程の生徒の方々がいます。
そして同様な課題を抱えていた両国の生徒たちを交え、
インテルカンビオを開催するまでに至りました。
おにぎりのワークショップの時には、
「どのように三角形にするのか」「何の具をいれるのか」ということで大変盛り上がり、
日本食料理屋さんに行った際には麺のすすり方、
寿司の醤油・わさびの付け方などに興味を持ってくれました。
私自身、インテルカンビオを通して仲良くなった友人達に
マドリードのお祭りに連れて行ってもらったり、何度もご自宅に招待してもらいました。
Tortilla de patata(スペインオムレツ)から始まるスペインの家庭料理を一緒に作り、
レシピを教えてもらい、美味しい食事を沢山食べさせてもらいました。
時には、私と日本人の友人で日本食を振る舞うことも。

友人宅でスペイン版シナモンロール作り

常に「スペインではこうだよ。」と親切に幅広いことを教えてくださり
友人、友人の家族、友人の友人(初対面!スペインでは当たり前)と
温かく素敵な時間を過ごしたことで、スペイン語の授業では知り得なかった
真のスペイン文化を深く理解することができました。
そして、何よりも変え難い大事な友人ができました。
帰国した今でも、ビデオ通話やチャットをして連絡しています。

最後になりますが、留学の目的はその土地で言語や文化を学ぶだけでなく、
私たちも留学先で小さな親善大使として発信する側になることだと思います。
ぜひスペイン留学をする後輩の皆さんには
今後もEOIとのインテルカンビオを繋いでいってもらいたいと思います!

今後スペインのみならず留学に行く方は、受け身の姿勢ではなく、
諦めずに挑戦の姿勢を持って充実した留学生活にしてください。
そして、ぜひ現地で素敵な方々と知り合ってください!!

こうして学生が自分たち主体で新しくスタートさせた試みが、
しっかりと形になっていくのはとても素晴らしいことですね。
今後も後輩たちにこの活動が繋がっていくことを学科としても期待しています!