第7回メンターカフェforメンター@オンラインを開催しました

普段、メンターの皆様には学生に向けてお話しをしていただいていますが、この企画では、話し手も聞き手もメンター。いわば、“メンターのためのメンターカフェ”です。
様々な年代・職業・ライフスタイルの女性同士がお互いの経験をシェアする機会として、年に1回開催しています。今年はオンラインで開催しました。

今回のテーマは「コロナ禍でのメンタリング経験を共有する」です。
前半のパネルディスカッションでは、コロナ禍において、学生からどのような不安・相談が寄せられ、その不安・相談にどのように対応されたのかを、活動経験者より伺いました。

学生から寄せられた相談内容としては、やはり新型コロナウイルス感染拡大の影響による、
「交換留学に行けなくなってしまった」、「経済的な先行きが見えなくなった」、
「家族以外の人と話す機会が極端に減ってしまった」といった不安や、
「今は大学院進学を諦めて一刻も早く社会に出るべきではないか」といった迷いが挙がりました。

こういった不安や迷いに対して、パネリストのお二人ともが大切にされていたのは、まずは受け止め、学生の話を聞くことです。
そのうえで、メンターご自身がこれまでに感じたことがある不安や迷いの解消方法や、実際の仕事の中でのやりがいや困難について、アドバイスをするのではなく「こういう考え方や視点もあるよ」という形で示されたそうです。
学生の不安はコロナ禍特有のものもありますが、メンタリングの根本はこれまでと変わりません。

また、オンラインでの活動経験の少ない方に向けて、以下のような工夫・アドバイスをいただきました。
・空気感や雰囲気の伝え方に工夫が必要なため、雑談などでウォーミングアップしてみる。
・オンラインでの実施に不安がある場合は、まずは外部のイベントなどに参加者として参加してみる。
・自分からのアドバイスばかりに寄っているなと思ったら、学生の話を聞いてみる。

パネリストとしてご協力くださったメンターの皆さま、そして忙しい中ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

昭和女子大学社会人メンターネットワーク

社会人メンターネットワークについての詳細は、以下のホームページをご覧ください。
https://mentor.swu.ac.jp/