クリエイティブ・レッスンをめぐる冒険~それは、未来へのストーリー~

<日文便り>

「クリエイティブ・レッスンにチャレンジしたい」そう語るたび「それは無理」と言われてきた。
理由はクリアー。
クリエイティブになるための思考ツールが現状の教育システムには存在しないから。
確かに、私自身「どこにもない新しいもの」を創り出す方法を教わった経験はないし、
規則もメソッドも、ルールもない。
だからこそ、とてつもなくスリリング。「やってみなければわからない」。
「どこにもないものを創りたい」学生たちの情熱・モチベーション・創造的な野心、
それをコアにクリエイティブ・レッスンをデザイン。
つくりながら考えていけば、見えなかったものに出会い、気づくはずだ。
情況に変化が起きれば、作戦・戦略を変えればよい。
クリエイティブなもの創りの原動力は、「方法」であって、「才能」ではない。
柔軟な発想で対処できる「筋力」を磨けば、ステキなモノは必ず生まれる。
そんな思いで、はじめたクリエイティブ・レッスン、
それは「ワクワク・ドキドキ」が生まれる現場に私を誘ってくれる。
クリエイティブ・レッスン「創作A」、その一部をご紹介しよう。


世界に一つの名刺づくり


野菜になって「わたし CM」

モノつくりへの情熱を胸に、
リスキーな冒険に果敢に挑む学生たちの言葉を紹介しよう。
★「面白い」と思う気持ちが背中をグイグイと押し続けてくれます。
★どこからインスピレーションを得たか?それは、身のまわりの、ありとあらゆるものから。
★グッとくる、そう、グッとくる本物をつくるためには、
いろんなモノやコトを体験することが必要です。
★素直であること、正直であること、モノを作るとき、それが一番大事です。


ラジオパーソナリティ「マイ・ブックの時間です」 


ショート・ショートがうまれるとき!

学生たちの感覚や心のあり様、ものの感じ方考え方に、学生自身が気づき、
世界を見る新たなまなざしをゲットする、それがクリエイティブ・レッスンの目標。
変化の激しい世の中で、新しい「ワクワク」「面白さ」を創造するクリエイティブ・レッスン、
学生たちが、エネルギーを注げる「テーマ」「素材」「仕掛け」への冒険はこれからも続いていく。

(青木幸子)