卒業論文の成果発表-日文での学びの集大成

日文では、学生研究発表会が2月末に開催され、領域別(古典文学、近現代文学・児童文学、日本語学・日本語教育)の代表者が卒業論文の発表を行います。卒業論文は、日文の学びの集大成でもあり、在学生はその先輩の研究成果を直接聞く機会となります。
写真は、対面の頃の学生研究発表会の様子です。
司会なども学生が担当しているのがわかると思います。
時間が限られており、残念ながら4年生全員が発表できるわけではないため、私のゼミでは、学生研究発表会後に、3年生と4年生の合同ゼミを行っています。
この合同ゼミでは、4年生全員が各自の卒論について簡単に発表し、1年がかりの卒論執筆の楽しさや苦労話に加え、就活や教育実習との両立など、学生視点で4年生から3年生にアドバイスをしてもらっています。
教員の私は、最初に両学年を紹介して退出し、学生主体で行っています。
入学時はレポートを書くことすら苦労していた学生が、卒業論文を書き、その論文について他者に伝えることばの力を日文で養ってきたのだということがわかります。
受験生のみなさんも、大学で大いに学び、この発表会で卒論について発表し、後輩に研究のおもしろさを伝えてくれるものと期待しています。
(大場美和子)