2019年11月

西洋史系授業で映画鑑賞会をおこないました [2019年11月28日(木)]

西洋史の山本です。こんにちは。

「芸術・文化の秋」と言いますが、私のゼミ生の発案で、さる11月6日に映画上映会をおこないました。歴史文化学科のみならず、他学会の学生も含め、約60名が参加してくれました。

上映された映画は「顔のないヒトラーたち」(ドイツ2014年、日本公開2015年。原題は「嘘の迷宮のなかで」)という作品です。この作品は、第二次世界大戦後にナチスによるホロコーストをドイツ人自身が初めて裁いた「フランクフルト・アウシュヴィッツ裁判」(1963-65年)を題材としたものです。検事総長のフリッツ・バウアーや国際アウシュヴィッツ委員会の事務局長ヘルマン・ラングバインら実在の人物とともに、戦争を知らず正義感旺盛な若手検事のヨハン・ラドマン(架空の人物)が、様々な葛藤を抱きつつ裁判に向かっていく姿が描かれています。

映画「顔のないヒトラーたち」

上映に先立って、西洋史ゼミでナチス・ドイツを学んでいる大圖愛さんによるレクチャーがありました。戦後直後の西ドイツでは、ヒトラーの人気は決して低くはなく「偉大な政治家」と評価されていた点、またナチスの犯罪を告発する際の難しさなどについて説明がありました。その後、映画の上映となります。最近の若者は短時間の動画に慣れてしまい、2時間を超える映画の視聴は厳しいかなと思っておりましたが、ほとんどの学生は集中して映画を鑑賞しているようでした。

映画終了後は、Googleフォームを利用して、感想を記入してもらいました。映画を観て感じた様々な想いが、熱く語られていました。その一部をご紹介いたします。

映画を観る前に、ナチスについての説明をして下さったのでストーリーに入り込み易かったです。また、私は洋画を見ることがあまり無く、このようなイベントがあると普段観ないような映画に巡り会えるため、今回の上映会はとても良いものであったと思います。(歴文3年)

「ナチス」であることが罪なのか、「ナチス」であってもそれだけが罪ではなく、個人が罪になるのか、とても難しい問題だと思った。(歴文3年)

殺人以外の罪は全て時効を迎えている中で、収容所で一人一人の兵士が本当に人を殺したか、殺人幇助をしたのかは、明確な記録と証言がなければ出来ず、映画にはありませんが、その被害者が見ていないこと、他の被害者から伝え聞いたことには証言としての有効性もないと思いますし、だからこそ無罪の兵士が居た可能性があるので、難しい裁判だと思います。(歴文3年)

特定の誰かが「悪」なのではなく、全員が加害者だったときの気づきをラドマンを通して感じました。この「気づき」は私が「戦後史プロジェクト」で被爆者に関する史料を読んだ時にも感じました。同胞達を助けられなかった罪を抱えて生きてきた被爆者の心の声を史料で読み、戦争は人間に非人道的な行為を強制させるのだと思いました。…私達歴史家は過去に起きた「事実」を軸を持って整理しながらできる限り正確にに残す義務があると思いました。(歴文2年)

先輩の作ってくださったレジュメが見やすく、映画を見る上で参考になった。気になっていた映画だったので、先輩の話を聞けるこの機会に観れてよかった。(歴文1年)

このような映画観賞会をまた開催してほしい。私たちの知らない、歴史上のことを描いた映画がまだ沢山あると思うので、ぜひまたやってほしい。今回の映画はとても考えさせられる良い映画だった。(他学科1年)

上映会を企画し、事前説明をやってくれました大圖さん、お疲れ様でした(卒論も頑張ってください)。昭和女子大学歴史文化学科では、こうした「学生主体」の魅力的な企画が数多くおこなわれています。大学で歴史・文化を真剣に学び、その成果をクローバル化する社会に役立てたいと考えている受験生の方は、ぜひ「歴文」の門を叩いていただきたいと思います。

 

文化史学会第36回大会のご案内 [2019年11月22日(金)]

11月30日(土)に文化史学会第36回大会が開催されます。
どなたでも参加自由ですので、ふるってご参加ください。

〈日 時〉 令和元年11月30日(土) 13:00~17:35

〈会 場〉 昭和女子大学 8号館6階コスモスホール

〈参加費〉 無 料

 

☆★大会プログラム★☆

13:00~
【開会挨拶】

13:35~14:50

【大会講演】

安蔵裕子(昭和女子大学教授)
「服飾と言う造形-明治期資料にみる異文化混交の出で立ち-」

〈休憩〉

菊池誠一(昭和女子大学教授)
「ベトナム考古学調査研究28年の軌跡」

14:40~17:30
【昭和女子大学の考古学研究】

菊池百里子(昭和女子大学国際文化研究所研究員)
「ベトナム出土銅銭の考古学的研究」

〈休憩〉

長島日向子(昭和女子大学学生)・村田眞咲(昭和女子大学学生)
「神奈川県足柄上郡大井町中屋敷遺跡2019年夏季発掘調査報告」

小泉玲子(昭和女子大学教授)
「中屋敷遺跡の調査成果と地域史研究」

〈休憩〉

佐々木由香(昭和女子大学非常勤講師)
「弥生時代の植物資源利用―中屋敷遺跡の調査成果を中心に―」

山岸良二(昭和女子大学非常勤講師)
「方形周溝墓研究60年への歩み」

17:30~

【閉会挨拶】

※プログラムに変更が生じた場合は随時お知らせいたします。

文化史学会大会に関するお問い合わせは
昭和女子大学 人間文化学部 歴史文化学科 教授室
(Tel:03-3411ー5373/Fax:03-3411-7059)
までお願いします。

後期特殊研究講座が開催されました [2019年11月15日(金)]

 

歴文1年Mです。116日(水)に開催された後期特殊研究講座についてご紹介します。

今回は東京藝術大学大学院教授の荒井経先生にお越し頂き、「日本の絵画を知る・守る・伝える」というテーマでご講演頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

最初は文化財の調査・研究の意味や意義について菱田春草作品の色材調査や宇都宮市二荒山神社の火焔太鼓の復元を例にお話下さいました。

文化財の修復や保護、保管といった実用的な理由も勿論大切ですが、それもまた文化財の個性の一部なのだと気付かされました。また調査・研究の結果からその文化財や作成された時代、作者に対する解釈や理解を深めることができるということを知り、科学的な調査にもとても興味がわきました。

その後は、松戸神社神楽殿の保存と修復や福島県飯舘村山津見神社のオオカミ天井絵の復元、琉球王の肖像画 御後絵の復元など、様々な事例と共に「守る・伝える」という点に重点を置きご講演下さったのですが、お話をきき、自分の中の文化財とは何かという考えを改める必要があると思いました。

今までは、世界遺産や国宝、重要文化財などある意味広く価値を認められているものこそが重要度、優先度が高いと無意識的に考えてしまっていました。しかしそうではなく、その文化財がどれだけ地域や人から必要とされ、本来の意図を引き継いでいるかが重要なのだと学ぶことができました。

文化財そのものが持つ価値だけでなく、その文化財が必要とされている環境や文化財に対する理解を深めることも、文化財を守ることであり、伝えていくことなのだと理解することができました。

今回の講演を通して、文化財に対する考えや向き合い方を考え直していきたいと思いました。何より歴史文化学科にいながら遠い存在に感じていた文化財を近しく感じることができました。

荒井経先生、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。

 

【歴文生の活躍】スポーツチャンバラ世界大会優勝! [2019年11月14日(木)]

11月3日に行われたスポーツチャンバラ世界選手権「レディースの部 有段女子小太刀の部」で歴史文化学科3年の岸理奈さんがしました
パステル星 デコメ絵文字パステル星 デコメ絵文字おめでとうございますパステル星 デコメ絵文字パステル星 デコメ絵文字

大学からスポーツチャンバラを始めた岸さんは、明治大学公認体同連のスポーツチャンバラ碧剣会に所属して週3回練習に励むほか、試合前は色んな大学の練習にも参加し、努力を重ねてきました。今回の大会では海外の選手とも対戦したそうです。

4回戦・前回優勝者のイタリア選手との試合の様子(右手前が岸さん)

 

 

 

 

 

表彰台にて(左から2番目が岸さん)

メダルと賞状を手にした岸さん

 

 

 

 

 

 

 

 

他大学との交流も盛んで練習を通して、北海道から沖縄まで日本中に友人が増えるだけでなく、大学からはじめても努力を重ねれば世界大会優勝も目指せるのも大きな魅力ですね。
もちろん努力次第ではもともと運動経験がなくても大会で優勝・入賞することができます!

過去にも全日本学生大会で優勝した歴文生がいました。
歴文生は素質があるのかも!?

スポーツチャンバラは他の武道とは違い、敷居がそこまで高くないスポーなので少しでも興味があればいつでも入部可能です。Twitterやホームページから連絡をすれば体験・入部可能とのことです。

みなさんもスポーツチャンバラにチャレンジしてはいかがでしょうかshine

企画展示「被爆者の『発見』」メイキング風景! [2019年11月13日(水)]

こんにちは!「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書―」顧問の松田忍(歴文・日本近現代史)です。

昭和女子大学秋桜祭における、私たちの企画展示「被爆者の『発見』」にご来場いただき、誠にありがとうございました。

お越し下さった方からはたくさんのご質問を受けましたが、意外と多かったのが「この研究展示を学生たちはどんな風に作っているんですか?」とのご質問でした。

私たちが展示を準備するにあたり、具体的に行ってきた活動については、こちらにまとめましたが、今日は、趣向を変えて、プロジェクトメンバーの紹介をしながら、昭和女子大学のプロジェクト活動が進んでいく雰囲気をお伝えいたしたく存じます。

※写真は、秋桜祭1週間前くらいから秋桜祭当日にかけて撮影されたものです。

展示ルームの黒板を作成する新家さん(歴文1年)。プロジェクト内の議論では「私よく分からないんですが……」といいながら、結果的に必ず良い意見をいう憎い奴笑 偏らない安定感のある意見が出せるところが新家さんの魅力です!「受忍論」がはじめて示された1980年基本懇意見の概要について、史料を読み込んで、パネルにまとめて下さいました。

新家さん正面から。左から2番目。

事務面でプロジェクトを支えて下さった関口さん(左・歴文2年)。2019年9月に長崎へいったプロジェクト旅行では幹事として、思う存分勉強して、思う存分美味しいものを食べる最高の旅行を企画して下さいました!「礼法・着付けサークル葵」との掛け持ちで頑張ってましたので、この格好での写真!関口さんは和服を5分で着られるそうです。すげー!関口さんの強みは、あふれる好奇心!新しいことに対して、とりあえずやってみてから考えよう、体験しないと始まらないというスタンスで取り組む姿勢には脱帽。だから旅行ではさまざまな企画を立てる名幹事になるわけです笑

パネル展示ではトップバッターの「ごあいさつ」パネルを担当。

企画展にご来場いただいた立教大学の小倉康嗣先生(社会学)に対して、堂々とプロジェクトの説明をする我らがエース吉村さん(左・歴文4年)。吉村さんは、昨年度のプロジェクトリーダーであったのですが、それからさらに1年経つうちに、1000人以上の人の前で話す経験や一般市民の方と議論する経験も積み、そして何よりもたくさんの史料を読み込んだことによって、本当に成長しました!

卒論でも「被爆者運動の歴史的研究」をテーマとしている、吉村さんの個人研究の成果が盛りこまれたパネルもたくさんあります。

プロジェクト内においては、展示案全体のバランスを見ながら、展示の章構成を練って下さいました。研究の進展に応じて、章構成は5~6回作りなおしているのですが、本当に粘り強く、何度も何度も叩き台となる展示構成案を出し直して下さり、一番良い形になるように、みんなの議論をリードして下さいました。また各パネルに書くべき内容のうち、落としてはいけない論点についても後輩たちにたくさんアドバイスしていました!

そんな吉村さんの心の支え笑 展示準備の大詰めの時期、みんなが体力と精神力を削られた期間には「レッ◯ブル派」と「モン◯ター派」と「そもそもそういうのに頼るのはいけないんだよ派」に分かれて激論が!?笑

パネルを製作する樋口さん(中央・歴文2年)。歴史学の分析は簡単ではありません。ただ史料を読むだけでは駄目で、史料と何度も「対話」し、史料が発する声に耳を傾け、しかもその声を意味ある歴史像としてまとめていかねばなりません。樋口さんはその声がなかなか聞こえてこないことに悩みながらも、真剣にプロジェクトの議論と向き合いました!

パネルとしては1980年の基本懇から1985年調査までの流れを扱った第3章の監修を担当。

来場者の方にご覧いただく史料を真剣に選ぶ北林さん(左・歴文2年)。北林さんは最後まで納得しないとOKしない粘り強さでもって、結論を急ごうとするプロジェクトの議論を引き締める役割を務めて下さいました。北林さんの「なんかそれちょっと違う……」のぽつりとした一言で、大事な論点にみんなが気づくことができたことが何度もありました!

1985年調査を扱った第1章全体を監修し、1985年調査の質問票の展示を担当しました。

秋桜祭の歴文有志企画とのかけもちで頑張って下さった日高さん(一番右・歴文1年)。学科企画名物のコスプレ(ハイカラさん)でのお写真。この服、日高さんの手縫いだそうですよ!

1年生は準備期間を通じて、たくさんの被団協史料を読み、たくさんの研究報告をしたのですが、日高さんは鬼のような責任感(鬼に責任感があるかどうかは分かりませんが笑)をもって、さまざまな調査活動をパワフルにこなしてくださいました!

パネル担当は1977年の被爆者調査の概要について、分かりやすくまとめて下さいました。

乱戦になることもあるプロジェクトの議論の中で、積極的に意見を出し続けた林さん(後列中央・歴文1年)。日高さんと同じく歴史文化学科企画との掛け持ちでコスプレでの登場。

林さんが提起した「多くの人に見てもらえる展示をめざすのか」それとも「少ない人数であっても深く分かって貰える展示をめざすのか」の議論は、メンバー全員を巻き込んだ大論争になりました。林さんは、はじめて被爆者運動のことを知る人に、どうしたら上手く説明できるかを一生懸命考えて下さいました。その裏には、プロジェクトを通じ「被爆者一人一人がそれぞれ人間であることの大事さに気づけた」林さんの熱い想いがあります!

パネルとしては「1977年の生活史調査から被爆者運動が得たもの」を担当しました。

史料解読のやり方の見本プリントを作成する古内さん(一番左・歴文1年)。今回は、来場者の皆様に1977年の被爆者の生活史調査の史料解読を実際にやっていただき、その参考資料をみんなで作ったのですが、その作業ですね。

パネルとしては1980年代の基本懇意見を踏まえて1985年の被爆者調査がおこなわれるに至るプロセスについて執筆しました。

古内さんもまた来場者の方にきちんと見てもらうための工夫について、たくさんの意見を出して下さいました。議論し出すと止まらない古内さん笑 「(プロジェクト内の議論が停滞したときには)古内に振れ!」が鉄則!!

印出さん(中央・歴文2年生)。プロジェクト内の書記を自発的に務めて下さいました。長時間に及ぶこともあるプロジェクトミーティングの議論を洩れなく書きとめて下さり、議事録をつくっていただきました。あっちいったりこっちいったりする議論を整理して書きとめるテクニックはピカイチ。私たちが自分たちの活動を振り返ることができるのは、印出さんの献身的な努力があってこそ!感謝!!

議論の面でもリードして下さり、今回の企画展示で、もっとも重要な企画趣旨説明(私たちの気づき)のパネルなどを執筆して下さいました。

史料閲覧用の虫眼鏡で遊ぶ古藤さん(歴文1年)。プロジェクト準備段階で𠮷田一人さん(長崎被爆)の聞き取り調査を企画・実行してくださいました。

研究の停滞を打開するための、新しい調査や報告が必要となったときに真っ先に「私やります!」という積極性が超GOOD!被爆者調査の企画の中心となった岩佐幹三さん(広島被爆)の原爆経験と被爆者調査との関連を読み解く、難しいパネル作成にも勇気を持ってチャレンジして下さいました。

プロジェクト内の食事会における絶対的エース!?(謎微笑)

松浦さん(左から2番目・歴文1年)。広島で胎内被爆した濱住治郎さん(写真右)の聞き取り調査では、松浦さんは濱住さんのお気持ちを深く丁寧に聞き取りました。そして、そのままの勢いで「胎内被爆者が学ぶ「被爆者の心」」のコラムパネルを執筆しました。

聞き取り調査で得たエッセンスを本当に分かりやすく書いて下さり、来場者のみなさまからたくさんの「いいね!シール」(関心をもてたパネルに貼って頂きました)をいただきました。

パネル原稿の最終チェックをおこなう成瀬さん(右・歴文2年)。

成瀬さんはたくさんの活動とのかけもちで、夏の活動にはあまり顔を出せなかったのですが、最後の締めの原稿チェックでは大活躍!!

私たちのプロジェクトのパネルは担当を決めて執筆しますが、細かな表現が妥当かどうか、来場者に伝わる表現になっているかどうかを必ず複数のメンバーで音読して確認します。

今回の展示において、内容面ではさらに検討すべき課題や事実関係で修正すべき点もあったのですが、少なくとも文法面での誤字脱字がなかったというのは、ここに写っているような最終確認チームの勝利!!

成瀬さんはパネル担当としては年表作成を担当。原典にあたって事実を確認する姿勢を身につけました!

オールマイティにいろいろと頑張った安齋さん(左・歴文2年)。

しばしば暴走して、過激に走るプロジェクトの議論に対して「それ言っちゃたらやばいですって!」とストップをかける役割が安齋さんの仕事。「先生それは駄目です!」の発言回数も多分トップ笑 そういう意味では常識人なのか!?

被爆者運動に関する先行研究は歴史学の分野ではほとんどありません。何も土台のないところから歴史像を作りあげるのは本当に大変です。このプロジェクトでは、あえて「極論」まで振り切った議論を一度してみて、その歴史像の是非をめぐって、みんなで激論をし、そこから論点を一個ずつ史料に照らし合わせた正確な理解にまで落とし込むようなプロセスをとっています。

そういうやり方が可能なのは安齋さんや北林さんなどの「冷静」な議論をできるメンバーがいるからだと思っています。1年生メンバーのなかにも、そうした力をもつ学生が育ってきています。

思いきった意見を言う学生と慎重な意見を言う学生、そのバランスが取れているからこそ、今は本当に楽しく議論が出来ている状態だと思います。

安齋さんは1977年調査から1985年調査への流れを論じた第2章の監修を担当。上級生だろうがなんだろうが、圧倒的に「妹扱い」される枠。プレゼンの時の腰が低い。

Special Thanks!昨年度のプロジェクトメンバーから川古谷さん(左・歴文4年)と小方さん(右・歴文4年)もお越し下さり、パネル製作の実技指導を後輩にして下さいました。本当にありがとう!こうしたパネル製作方法は学芸員課程の授業の中で身につけられますよ!

秋桜祭の展示は、メンバー一人一人が個として参加し、意見やスタンスは違っても、それぞれの意見をぶつけあって作られました。もちろん松田もその一人です。打ち上げの席では「先生もプロジェクトメンバーだから」と、とある学生に言われました。これは本当に嬉しい一言でした。

もちろん教員ですから歴史学の方法に対する理解度では、学生たちの一歩先を行っているわけですが、「先生のいうことについていく」のではなく、それぞれがそれぞれの気持ちを入れて議論を戦わせ、過去と「対話」していく姿勢を持ってくれたことは本当に教員冥利に尽きます。

プロジェクト活動を通じて、学生たちも大きく成長しましたし、私も成長できました。真剣勝負を通じて高め合うプロジェクトの場をこれからも維持していけるよう努力していきたいと思います。

 

企画展示「被爆者の『発見』」無事終了しました!! [2019年11月13日(水)]

みなさん、こんにちは!「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書―」です。

昭和女子大学秋桜祭(2019年11月9日、10日)において、私たちの企画展「被爆者の『発見』」を開催いたしました。

研究を進めるにあたり、ご協力下さいました「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」(協働団体)の皆さま、聞き取り調査に応じて下さった被爆者や運動関係者の皆様、そのほか、お世話になった教職員のみなさまに心より感謝申し上げます。

企画展はたいへん盛況であり、2日間あわせて497名もの方にご来場いただきました。そもそもが重いテーマであり、また文字パネル中心の展示構成であり、どれだけの方に見て頂けるか心配だったのですが、蓋を開けてみれば終始たくさんの方が展示をご覧になっていらっしゃいました。

私たちは27枚のパネルを製作したのですが、20~30分以上かけてじっくり読み込んで下さる方が大変多く、プロジェクトメンバー一同、本当に感激しました!!

特に、今回が大学生活における初めての展示になる1年生は「文字だけであっても、しっかり研究して中身がある文章を書けば、見て頂けるのだ」と自信をもつことができました。

当日展示したパネル内容全てをお見せすることは出来ないのですが、今回の企画の「まとめ」となるパネルをご紹介します(クリックで拡大します)。

1日目の最後にはプロジェクトメンバーとお世話になっている皆さまとで集合写真!

お越し頂いた皆さま、様々な形でご感想をお伝え下さった皆さま、本当にありがとうございました!

秋桜祭にたくさんのOGがお見えになりました! [2019年11月12日(火)]

こんにちは!松田忍(日本近現代史)です。

11月9日、10日と秋桜祭が開催されました。両日とも天候に恵まれ、さわやかな気候のもと、学生たちはそれぞれの活動に充実した笑顔を見せていました!

私は顧問をつとめる戦後史史料を後世に伝えるプロジェクトの展示室にいる時間が長かったのですが、キャンパス内も何度か回り、歴文生OGのホームカミング企画である「歴文サロン」をはじめ、キャンパスのあちこちで、懐かしいOGのみなさんとお会いすることができました。学祭のときに、再びキャンパスに戻ってくる流れがしっかりあって、本当に嬉しく思います。金子朝子学長がいつもおっしゃっている「母校(母港)への寄港」、そして補給ですね!笑

まずはそんなOGたちの写真を紹介します。ここにあげた以外にも、すれ違った方はたくさんいらっしゃいましたよ!

まずは鶴岡ゼミのみなさんが企画した「歴文サロン」!OGが落ち着く場所になっていました。OG同士だけではなく、現役歴文生とOGの間でもたくさんの交流があったみたいですよ!

そして戦後史史料を後世に伝えるプロジェクトの展示室にお越し下さったみなさま!なかには学生時代に被団協文書整理会を引っ張って下さった方や史料保管庫を立ち上げるときに本棚の組み立てなどの力仕事をやって下さった方もいらっしゃって、ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会の栗原さんとの再会も果たせていらしたようです!

展示室では、被爆者調査に関わる史料読解にチャレンジしてもらう企画も用意していたのですが,このお二方は元歴文生の本領を発揮して、ガチでやって下さいました笑

みんなの元気な顔を見られて幸せです!!それぞれの場所で、しっかりご活躍になって、また是非お会いしましょう!

秋桜祭報告③ [2019年11月11日(月)]

歴文3年菅谷と2年大賀です。

無事に第27回秋桜祭が終了しました。歴文有志による―REKIBUN―では、秋桜祭のためにクイズの作成やワークショップの準備をしてきました。今年度のワークショップは和綴じを作成し、多くの方に体験して頂くことができました。

また、今年度の有志では新選組の羽織とハイカラさんの衣装の製作に挑戦しました!今回は製作過程を少し紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはハイカラさんの衣装の製作過程です。型紙を使って袖部分を製作しているところです。実際に製作してみて、次に行う作業工程がわからず不安でしたが出来上がった衣装に愛着を持つことが出来ました。

 

こちらが新撰組の羽織のだんだら模様を摺っているところです。

何回この作業するんだろうと思いながら作業していました。この時は先が見えなかったです。ギリギリの完成になってしまいましたが、なかなか出来ない経験ができ貴重な体験ができました。

指導してくださった安蔵先生、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

製作した衣装は来場者の方にも体験して頂きました。

ハイカラさんの衣装かわいいですよね?

 

有志ではこのように学生が主体となり秋桜祭の出し物を企画しています。貴重な体験もできますのでぜひご参加ください。

歴文生協力によるTUJアート学​科制作の看板完成・掲示:秋桜祭② [2019年11月09日(土)]

田中(文化財保存学担当)です。

今年の秋桜祭のテーマは『結(ゆい)』です。本年9月に西キャンパスにテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)が移転したことを契機に、昭和女子大学(SWU)とTUJの間の交流・連携も進んでいます。

歴史文化学科は、TUJアート学科と、今年5月にスタートしたMuseum visit projectをはじめ様々な形で学生・教員間の交流・連携を行っています。

秋桜祭に先立ち、TUJアート学科の渡部先生からお話を頂き、秋桜祭でアート学科の写真クラスが展示する看板制作のための写真撮影に、歴史文化学科の学生が協力させて頂くことになりました。具体的には、写真クラスの学生による顔写真の撮影に、歴史文化学科の学生有志20名程が参加しました。

写真クラスでは、アメリカ人作家Jason Salavon氏の作品「100 Special Moments (Little Leaguer) 2004」のオマージュとして、「100 Special Identities 2019」というプロジェクトを立ち上げ、看板を制作することにしたそうです。撮影されたTUJとSWUの学生の顔写真はコンピューター上でミックス・コラージュされ、1つの作品となりました!完成した作品は、看板として、現在西門に掲示されています↓。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真クラスでは、目に焦点をわせることで、Salavon氏が目的とした「広域(broader)」だけでなく「固有性(Identity)」についても表現することを目的とした、とのことです。
TUJとSWUの学生の顔写真を重ね合わせたら、綺麗な女性像になったというのはとても面白いですし、写真というメディアを通した新しい形でのコラボレーションという意味でも素敵だと思います。

秋桜祭にお越しの際は、是非「西門」に掲示されている実物をご覧頂きたいと思います!なお、秋桜祭期間中「8号館5階5S33教室」でTUJアート学科写真クラスが看板制作の解説展示と記念撮影フォトブースを設置していますので、そちらもお立ち寄りください!


ちなみに、左がコンピューター上でSWUの学生達の写真をミックス・コラージュしたもの、右がTUJの学生達の写真をミックス・コラージュしたものだそうです。

そして、SWUとTUJの学生全員の写真をミックス・コラージュしたものが上述の看板になります。

 

 

記念撮影フォトブースでは、いろいろなグッズと共に楽しく写真撮影することが出来ます。TUJアート学科の写真クラスの学生さん達が、風船を飛ばしたりして盛り上げながら、渡した携帯から写真を撮ってくれます。

歴文の教員も学生と一緒にブースにお伺いし、つい楽しんでしまいましたが(笑)、明日も開催していますので、是非皆さん足をお運びください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第27回秋桜祭が始まりました!① [2019年11月09日(土)]

おはようございます。田中(文化財保存学担当)です。

先ほど秋桜祭(学園祭)が開幕しました!今年も歴史文化学科に関連してさまざまな展示が行われています。開幕直前の状況と共に、内容をご紹介したいと思います。

・歴文有志による「REKIBUN- 歴文-」(私が顧問を務めています)を3号館4階4S03で開催中です。歴史文化学科ならではのクイズや和綴じのワークショップを行っています。更に今年は、安蔵先生にご指導いただきながら、新選組の衣装5着とハイカラさんの衣装8着の制作に取り組みました。自分たちで染め、そして手縫いで制作し、これまで代々使用してきた2着とあわせて衣装が15着になりました。今年は、希望者される方にはこれらの衣装を着て頂けます。皆様のお越しをお待ちしています!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

・お隣の3号館4階4S02Bは、「歴文サロン」で、鶴岡研究室が中心となって、歴史文化学科の活動を展示などで紹介しています。歴文OGの方や、歴史文化学科に興味をお持ちの方は是非お立ち寄り寄りのうえ、懐かしい仲間との再会や、在学生との交流をお楽しみください。


 

 

 

 

 

 

 

3号館2階2S04Sanchartでは、「三軒茶屋をアートでつなぐ」をコンセプトに、本学と三軒茶屋、世田谷美術館を結ぶ活動の紹介やワークショップを行っています。三軒茶屋のお店とコラボした今年のクッキーはどのような形でしょうか?お楽しみになさってください♪


 

 

 

 

 

 

 

1号館3階3S03では「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト~被団協関連文書~」の展示・発表を行っています。「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」から被爆者に関する史料をお借りし、研究調査を行うと共に、後世に何を伝えるべきなのか考え続けています。是非お越しのうえ、じっくりと展示をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

8号館1階学生ホールAでは、神奈川県小田原市にある曽我の里を応援するための「曽我の里プロジェクト」を実施しています。みかんや梅など、体と自然に優しい名産品を販売中です。今年のお勧めは「おひるねみかんゼリー」とのことですので、是非皆様お立ち寄りのうえチェックしてみてください!

 

秋桜祭は、今日明日(2019年11月9日、10日)、10:00~16:00まで開催しています。この他にも様々な楽しい催しが行われていますので、皆様のお越しをお待ちしております!!