2021年3月

戦後史プロジェクト、元気に活動中! [2021年03月25日(木)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

私が顧問をつとめる「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト―被団協関連文書―」では、2021年秋に光葉博物館で開催する特別展示「被爆者の足跡―被団協関連文書の歴史的研究から―」を企画しています。現在はパンフレットの誌面構成を週1~2回の熱いミーティングで企画しています。

またパンフレットを作るためには、誌面に掲載する資料を選定せねばなりません。ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会の栗原さんのアドバイスを受けながら、被爆者の歩みにとって重要であった史料を掘りおこしていっています。


メンバーのほとんどが博物館展示の経験ははじめてでありますが、チャレンジ!チャレンジ!の精神で頑張っています!

新入生も随時加入可能ですので、興味のある方は、入学なさったら是非松田にお声がけ下さいね!

2020年度全国地理学専攻学生「卒業論文発表大会」に参加しました [2021年03月19日(金)]

歴史文化学科3年のC・Hです。

2021年3月15日(月)、日本地理教育学会の2020年度全国地理学専攻学生「卒業論文発表大会」(zoom開催)に聴衆として参加しました。

私の所属する人文地理学ゼミの4年生の先輩、土屋里恵さんも卒業論文の発表者として参加されました。土屋さんの発表テーマは「k-popにおける多文化接触の意義」です。

日韓問題が浮き彫りとなっている現状から、K-POPへの興味関心が日韓問題への興味関心につながっているかを明らかにすることを研究目的とし、アンケート調査、コリアンタウンの新大久保での実地調査を行い卒業論文をまとめています。

発表大会後、土屋さんから感想を伺いました。

「卒業論文の発表にあたってやはり準備が大変でした。大会当日、私の発表はプログラムでいうと大会全体の最後、夕方でしたが、午前中から練習していました。」

「卒業論文は自分でテーマを選定でき追究できるからこそ、自分の好きなことをテーマとして選定した方が楽しいです。」

とおっしゃっていました。

土屋さんから感想を伺ったこと、大会に聴衆として参加し、全国の地理学専攻の学生の卒業論文の発表を聞けたことで、自分の中の士気が高まりました。地理学は実に幅広い学問であり多種多様なテーマに触れることができ「こういったテーマも地理学でできるのか」と、閉ざされていた視野が広がりました。また、全国の地理学専攻の学生の様々な知見は非常に勉強になりました。この機会を生かし、一年後の卒業論文完成の日に向けて準備と研究を進めていきたいです!

本学大学院OGの古幡昇子さんの記事が『朝日新聞』に掲載! [2021年03月17日(水)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史〉です。

昭和女子大学の大学院を卒業して、彦根城博物館の学芸員をなさっていらっしゃる古幡昇子さんの記事が『朝日新聞』2021年3月16日夕刊に掲載されました!

会員じゃないと全文は読めないですが、デジタル記事はこちら

語っていらっしゃることも「井伊の赤備え」と歴史好きの心をくすぐる内容です笑 是非新聞本紙をチェックして下さい!

 

2020年度 卒業式! [2021年03月16日(火)]

※写真は全て撮影する瞬間のみ、マスクを外しています。

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

本日は昭和女子大学2021年度卒業式でした!

卒業するのは「非常に重要な4年生のときにコロナが大流行し」「就職活動状況も激変し」「卒論書くにも図書館・美術館が閉まったり」「大混乱のなかを乗り切って、くじけずに卒業までこぎつけた」学年のみなさんです。私にとっては、彼女たちが1年生、2年生のときにCA(クラスアドバイザー)をつとめ、一緒に学寮に行ったこともあり、とてもなじみ深い学年です。いろいろなことがあったなぁ~!

ただし2020年度はコロナ状況でオンラインばかりだったので、ゼミ生以外の学生とはほとんど1年ぶりの再会でありまして、「おひさしぶり!&卒業おめでとう!」な感じになりました笑

それでもたくさんの学生が声をかけてくれて一緒に写真撮影しました(一部松田から「撮ろうぜ!」ってのもありましたが笑)。さまざまな思い出話に花が咲きました!

誰でしょうか?笑

1、2年生の時はガーガーうるさかった連中も立派に卒業です!笑 Tさん(左端)のポーズカッコいい!笑

4月からの進路のお話もたくさん聞きましたが、それぞれの得意技を生かした道を選んでいらして、本当にこれからのご活躍が楽しみです。

嬉しいことがあったときも、少し疲れた時も、是非SWUに戻ってきて下さい!昭和女子大学はみなさまの母港(母校)です!!

ご卒業おめでとう!!!

合格おめでとうございます [2021年03月05日(金)]

歴史文化学科

合格おめでとうございます。この一年、様々な場面で新型コロナウイルスによる甚大な影響があったなか、実力を発揮されこのように結果を出されたこと、心よりお慶び申し上げます。このような大変な環境の中で大学受験を乗り越えられたことは、皆さんにとって大きな自信になったことと思います。

歴史文化学科は、「手で考え、足で見る」をモットーに実習系授業が充実しています。また少人数制のゼミにも力を入れています。皆さんには、「歴史」分野と「文化」分野を横断して学ぶ体系的なカリキュラムを通じて、高度な専門性と幅広い教養を身に付けてほしいと願っています。時代に即応した様々な資格を取得することが出来るだけでなく、学科の学びを実践するプロジェクト活動や、テンプル大学ジャパンキャンパスとの協働による授業、海外演習など多様な学びの機会を設けていますので、それらを上手く活用してほしいと思います。

当面は、新型コロナウイルスへの臨機応変な対応が求められると思いますが、昭和女子大学での皆さんの学生生活が安全且つ充実したものとなるよう、私達も出来る限りのサポートをしたいと考えています。

桜の咲く頃に、キャンパスで皆さんにお目に掛れることを教職員一同、楽しみしています。

歴史文化学科長 大谷津 早苗

 

 

 

 

 

 

 

春からご入学の皆様へ

歴史文化学科では、入学前に皆さんに以下の3つの学習習慣を身に付けておいてほしいと考えています。
1.歴史をみつめるための現代的視点を獲得するため、書籍・新聞などから情報の収集につとめる。
2.異なる文化や社会背景を理解し、自分とは異なる意見を持つ他者と協調しながら自分の意思を表現する力を身につける。
3.博物館や美術館などで、実物資料に接する体験を通じて、歴史や文化を学ぶ習慣をつける。

入学準備として、歴文の先生方お勧めの本のリストを示しますので、春休みの間に是非読んでみてください。

<お勧めの本リスト>

・高埜利彦編『近世史講義』(ちくま新書)
・松沢裕作『生きづらい明治社会―不安と競争の時代』(岩波ジュニア新書)
・岡本隆司『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』(東洋経済新報社)
・池上俊一『森と山と川でたどるドイツ史』(岩波ジュニア新書)
・榊原悟『日本絵画のあそび』(岩波新書)
・小松和彦『妖怪文化入門』(角川ソフィア文庫)
・毛利和雄『高松塚古墳は守れるか―保存科学の挑戦』(NHKブックス)

 

2020年度「ヨーロッパ歴史文化演習B(フランス・イギリス)」2-2 [2021年03月05日(金)]

前回の続きです。

カン大学での授業を終えた学生たちは、パリへと向います。ヴェルサイユ宮殿、オルセー美術館、ルーヴル美術館、凱旋門、サント=シャペル、オペラ座、モンマルトルなど著名な観光地を巡りました。それぞれの観光地では、現地のガイドの方に説明していただいたり、あるいは私が解説することもあります(「ここでマリー・アントワネットが処刑されました!」等)。

パリの凱旋門

なお、問題もありました。当初のプランで予定に入っていたノートル=ダム大聖堂は、2019年4月に火災に遭ったため、工事中の外見しか見ることができなかったからです。残念ではありますが、こうしたアクシデントもまた、歴史文化のリアルな現状を感じるためにはむしろ好都合であったと考えるべきかもしれません。

「鏡の間」(ヴェルサイユ宮殿)

ところで、こうした行程では自由時間も十分にとられています。美術館で好きな作品をじっくりと鑑賞する者、限定品を求めてショコラティエをはしごする者、とにかくパリの街を歩き廻る者…。いずれにしても、外国の地でアクティヴに動いている様子がとても興味深かったです。

ルーヴル美術館

その後、飛行機で再びロンドンに戻りました。ここでも大英博物館、ナショナル・ギャラリー、ロンドン塔、タワーブリッジ、バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院など、重要な史跡や文化施設が目白押しでした。また夜はハーマジェスティーズシアターでミュージカル「オペラ座の怪人」を観劇しました(パリのオペラ座を見学した後に行くのがミソです)。多くの学生が感動していました。

ロゼッタストーン(大英博物館)

滞在したホテルはきれいで、レストランでの食事も美味しく、またスリの被害などもなったく発生しませんでした。安全かつ快適な旅を手配していただきました京王観光の渡邊さん、ヤイッチさん、任(イム)さんには、厚く御礼を申し上げます。

タワーブリッジ

昭和女子大学の歴史文化学科では「手で考え、足を見る」という方針のもと、この海外研修のような魅力的なプログラムが多数存在しています。現在は実施が困難な状態ですが、世界の情勢が変化して安全が確保され次第、再び実施されるものと思います。海外に関心にある受験生の方は、近々おこなわれますオープンキャンパスにふるってご参加ください。

2020年度「ヨーロッパ歴史文化演習B(フランス・イギリス)」2-1 [2021年03月04日(木)]

西洋史の山本です。こんにちは。

かなり日が経ってしまいましたが、2019年度に実施されました「ヨーロッパ歴史文化演習B」の模様をお伝えします。2020年2月に歴史文化学科の33名の学生とイギリス・フランスを訪れ、様々な歴史遺産を直に見てきました。(本海外研修は、欧州で新型コロナウイルスが流行するより以前に実施されました。また、現地では移動に専用車を利用するなど感染には十分に注意した上で行動しました。帰国後、学生・教員・添乗員のなかに新型コロナウイルスの感染者は一人も発生しませんでした。)

カン大学の象徴「フェニックス」の前で

この「ヨーロッパ歴史文化演習B」は、本学の協定校であるフランスのカン大学(L’universite de Caen)でまずフランスの歴史文化(英語による実施)とフランス語会話の授業を受け、その後、パリとロンドンの歴史遺産をめぐるという予定でした。しかし、今回はトランジットをおこなうロンドン・ヒースロー空港が「冬の嵐」の襲われ、乗り継ぎ便がキャンセルになるというアクシデントに見舞われました。

参加学生のなかにはこの研修旅行が海外初体験の人もおり、空港の待合室では不安な表情を浮べる学生もいました。結局、当日の乗り継ぎはできず、2日間のロンドン滞在を強いられました。しかし、同行していただいた京王観光の添乗員さんが素早く対応してくださり、ホテルの手配のみならず、いくつかの観光地をめぐることができ、無為に過ごさずにすみました。本当にありがとうございました。

「フォートナム・アンド・メイソン」でのお買い物

数日遅れでフランスに入国し、カンに移動しました。カンはフランスの北西部ノルマンディ地方の都市で、ウィリアム1世や「ノルマンディ上陸作戦」など、イギリスに関連する豊かな歴史をもっています。街自体は落ち着いた雰囲気で、腰を据えて勉強するには実に相応しい場所といえます。こうした理由からか、カン大学にはヨーロッパはおろか、世界中から多くの留学生が集っております。

トラムに乗って通学します

今回は2クラスに分かれ、フランスの歴史文化に関する英語による授業とフランス語会話を教えていただきました。受験生の中には「海外の大学で、外国語の授業を受けるなんて…」と思う人もいるかもしれません。ですが、学生たちは昭和女子大学の豊かなグローバル教育をすでに受けているので、フランス人の先生にも物怖じすることなく積極的に参加していました。

カン大学での授業風景

カンでは勉強だけではありません。授業の合間を縫って、世界遺産に登録されているモン・サン・ミッシェルやノルマンディ上陸作戦の舞台となった「D-Dayビーチ」なども見学しました。これらの観光地は、パリからだと移動に多くの時間がかかってしまいますが、カンからですとわずか1時間程度で行くことができます。

モン・サン・ミッシェル

ノルマンディの岩礁になぜ「聖ミカエル」が出現して人々の信仰を集めるようになったのか、あるいは第二次世界大戦時に連合軍とドイツの兵士たちがどのような環境で戦っていたのか、これら自分の足で地面を踏みしめつつ考えることに、この海外研修の眼目があるのです。(後編に続きます)

ノルマンディー米軍英霊墓地