2008年度 FD講演会「学生は快活になる」古川真人先生

昭和女子大学では、教育活動の充実を図るためにFD講演会を実施するようになりました。
FDについて|大学ホームページ

今日、3月10日には第2回FD講演会とパネルディスカッションが行われました。
第一部として、心理学科の古川真人先生が「学生は快活になる」という題目で講演をなさいました。

古川先生の専門はポジティブ心理学です。楽観主義のもたらす効果を研究されています。

古川先生の今日の主張をまとめると次のようになります。

「学生は本来やる気があり、それを引き出す勇気が必要。そのためには教員自身が活き活きとしていなければならない」

具体的には、精神的な強さと動機づけを高めるために、楽観的であることの重要性を紹介されていました。

かつて楽観主義は否定的に捉えられていましたが、70年代後半以降の心理学は、我々が一般的に楽観的であることを示しています。そして、楽観主義は身体的、精神的健康を促進することを示しています。

さらには、楽観主義的な人は同時に「あきらめ上手」であること、楽観主義は伝播することを古川先生は指摘していました。

これらを受けて、優れた教師であることのポイントとして、学生のやる気を引き出し、目標追求を促すことを強調していました。

このように心理学は、教育の向上にも役立てられています。教育場面での活躍を考えられている人は是非、心理学の世界を一度体験してみてください。

(アドミッション広報担当)