平成27(2015)年度 大学院心理学専攻オープンキャンパス

昭和女子大学には、大学院の心理学専攻もあります。5月9日(土)の午後、大学院心理学専攻のオープンキャンパスが開催されました。当日は、他大学の4年生や社会人の方など、約50名の来場者があり、中には推薦入学試験を控えた本学の4年生の姿も見られました。

 

①

 

心理学専攻には、臨床心理士を目指す臨床心理学講座と、自身のテーマで心理学研究を深める心理学講座の2講座があります。
まず、教務主任から心理学専攻の入試やカリキュラム、時間割などについての説明がありました。また配布された過去2年間の入試問題に即して、出題傾向や受験対策についての解説がありました。質疑応答の際に、「社会人は入試で不利ではないか」「学部が心理学以外であると不利ではないか」という質問が出ましたが、「心理学出身でない社会人の方で、本学の大学院入試に合格し、修了後、臨床心理士として活躍している先輩の実例が多数あるので、そういう心配はしないで、普通に受験勉強をして、まずは挑戦してほしい」という回答がありました。

 

②

 

続いて生活心理研究所長から、臨床心理学講座の臨床実習についての説明がありました。臨床心理士になるには、学外・学内の臨床心理実習を履修する必要があります。昭和女子大学の臨床心理実習は、修士課程1年生から2年間にわたり、また病院や学校などの複数の施設で実習を受けられるという充実したものです。一方、院生にとっては実習の授業でも、現場の病院や学校にとっては実際の仕事なので、実習とはいえ、社会人・職業人としての厳しさが求められます。実習の手引きに沿って、院生が臨床実習でどんなことをやるのか、心理検査やインテーク陪席などについて詳しい説明がありました。

③

 

最後に、在学中の修士課程2年生から受験や大学院生活の経験談が紹介されました。「昭和女子大学の心理学専門科目の入試問題は、偏りのない標準的なもので、大学院受験のための一般的な勉強をすれば合格できるのではないか」とのことでした。「大学院の生活は、ある曜日に毎週出かける外部臨床実習や、ゼミ形式の授業の発表・レポートでけっこう忙しいですが、授業で習った心理検査を実習先で実際に担当するときなど、大いにやりがいを感じる」というお話でした。

 

DSCN4958_5

 

全体会が終わってからも、来場者から教員や在学生にいろいろと質問があり、個別に話が続いていました。
来場者のアンケートにも「大学院生活について在学生の具体的な話が聞けてよかった」「雰囲気がとてもよく、来てみてよかった」という感想が寄せられました。
昭和女子大学大学院の心理学専攻について、他大学の学生さんや社会人の方、また本学在学生の皆さんによりよく知っていただき、大学院進学を検討していただければ幸いです。昭和女子大学の大学院入試は7月と2月にあります。

(文責:今城周造)